これ以上のデビュー戦というものも、そうそう経験しうるものではないだろう。今冬に移籍金2000万ユーロにてRBザルツブルクからドルトムント入りしたエルリング・ハーランドが、そのデビュー戦となった後半戦初戦からハットトリックを挙げる活躍をみせつけた。

 ドルトムントの主将マルコ・ロイスは「彼は本当に落ち着いているし、それでいてとても意欲的で、練習にも本当にハードに取り組む選手だよ」と、ハーランドについてコメント。マヌエル・アカンジも試合前には、「本当に良い選手だ」と賛辞を送っていた。「高さがあり、テクニックがあり、スピードがあり、キープ力がある。彼はFWとして必要な能力そのすべてを兼ね備えているんだ。」

 だがザルツブルク時代に膝へ軽傷を負ったことから、今冬の準備期間は満足に参加できないハーランドだったものの、それでもその出番は後半56分、2点差を追いかける場面で訪れた。ピシュチェクと入れ替わる形でより攻撃的な布陣で臨んだドルトムントは、そのハーランドが投入からわずか183秒で移籍後初得点。


 さらにその勢いはとどまることなく、72分、そして79分にも得点を重ね、デビュー戦からいきなりハットトリックを達成。チームも最終的に5−3と逆転勝利をおさめることに成功した。ロイスは「アウグスブルク戦でデビューしたのは、オーバメヤンも同じだったね。そして彼もまたハットトリックを決めていた」と説明。若手FWの更なる飛躍へ大きな期待感を示した。

 一方でハーランドは「今日は良い日となった。とても嬉しいよ」喜びを述べつつ、「とても僕は落ち着いているよ」とコメント。ただそれでも「本当に嬉しいことだよね」と言葉を続けている。果たして金曜に続く、ブンデス第19節では初先発と続くのか?この質問に特にハーランドが答えることはなかったが、ただ「みなさんは、どうみえたかな?」と語る言葉には自信が感じられた。