昨年11月以来にハンジ・フリック監督就任から、V字曲線を描きドイツ国内二冠を達成した、バイエルン・ミュンヘン。ドイツ代表SD時代から同氏を知るトーマス・ミュラーは、「元々から良い人だったし、物事をはっきりと表現する人だった」と南ドイツ新聞に対して述べ、「今はピッチでどういうことを目指しているのか、それが僕たちの中で明確になっていると思う」とコメント。「みんなが共通の目的をもって取り組むことができているんだ。監督の指示がはっきりとしている」と、言葉を続けた。

 さらに比較として「最近で言えば、グアルディオラ監督でも同じ感じだった」と挙げており、「確かに選手それぞれの好み、得意不得意に基づき、それぞれの役割にプラスアルファを加えることができていたけど、常に明覚なタスクというものも与えられていた。それはできるかどうかではなく、やらなくてはならないというもの」と説明。「それをしなければ別の人間にとって変わられていた。さらにフリック監督の下ではさらに、明確なガイドラインも規定されている。それはチョイスではなく、あくまでタスクだ。」とも付け加えている。

 特にその中でも、ロベルト・レヴァンドフスキについて「得点シーンだけ活躍しているのではない。同じくらいチームと共に取り組んでいる」と強調。「以前には中盤の選手たちから、もっと前線で走って欲しかったということもあったが、フリック監督の下では全員、守備に対する行動が著しく良くなっている」と見ており、加えてV字回復の中で見られた選手起用の変換、GKノイアー、CBアラバ、守備的MFキミヒ、OMFミュラーと、フォーメーションの軸に「コミュニケーションのために必要な選手を、意識的して起用して行っているところ」も賞賛。ただそれと同時に「でもそれでも簡単にプレーさせてもらえるというわけではないよ。なによりも、成果が最も重要なものなんだ。」とも語った。


 その一方で現在バイエルンでは二人の主力、ダヴィド・アラバとティアゴの去就問題に揺れており、「ふたりとも、フリック監督の下、現在のプレースタイルにおいて、非常に大きな貢献をしてくれている選手たち。僕たちにとって本当に重要だし、まだまだやれる選手たちだ」とコメント。具体的には「ティアゴのキープ力は、僕たちに好影響をもたらすもので、あと彼がアグレッシブに守備に勤しんでいるところは、意外とそこまで評価されていない。そしてアラバは非常に試合をコントロールし、ゲームを構築する上でとても重要な存在なんだ」と述べ、改めて「二人とも、ぜひ残って欲しいと思う」と希望した。