1985年11月13日、セーレン・レアビーはワールドカップ予選アイルランド代表戦にて、デンマーク代表の一員としてその日の午後にプレー。そしてそのままミュンヘンへと戻ると、その同日に開催されたドイツ杯ボーフム戦では今度はバイエルンの一員として、後半から出場し勝利へと貢献した。1日に2試合出場という、実に奇妙な体験を味わうことになったレアビーだが、わずかその2年後には同じデンマーク代表マーク・ヒューズも全く同じ経験をすることになる。

 無論木曜日に開催が予定されている代表戦は存在せず、延期されたドイツ杯初戦デューレン戦にて、同様の経験をするバイエルンの選手は存在するはずもない。だがそれでも前日の水曜日にネイションズリーグが行われるところもある。ちなみにドイツ代表は火曜日。加えて土曜日にリーグ戦、来週にはCLでの戦いも控えていることを考えれば、フリック監督は極めて大きなローテーションを行わなくてはならない。負傷離脱中のサネとクアッシも間に合わない見込みだ。

 とはいえ、木曜日の相手であるデューレンは5部のクラブである。そこでは元ドイツ代表トーマス・ミュラーやジェローム・ボアテングをはじめ、ハビ・マルティネス、アルフォンソ・デイヴィースもオプションに。またトップチーム定着を果たしている若手ムシアラや、ここのところ状態を落としているリチャーズが復調を果たせれば、アピールの機会を得ることにもなるだろう。そして何より今夏加入の新戦力、ダグラス・コスタ、マルク・ロカ、ブナ・サール、エリック=マキシム・シュポ=モティングらも初出場に燃えているはずだ。