現在のブンデスリーガにおいて最も、勢いに乗っているチームを挙げるならば、最近7試合で6勝1分の成績をおさめる、アイントラハト・フランクフルトの名前を挙げることができるだろう。「国際舞台に立つことを目標にしているし、実際にうまくやれていると思う」そう胸を張るのが、守備の要マルティン・ヒンターエッガーだ。

 そしてその視線の先にあるものこそ、「まだこのクラブが立ったことのないチャンピオンズリーグの舞台。もちろんそれは大きな夢だよ」。アディ・ヒュッター監督も「まだ14試合も残されている」としながらも、「当然ながらそれは1つの夢だ」と同調をみせる。

 実際に順位表の上ではフランクフルトは、ドルトムント、レヴァークーゼン、グラードバッハを従える形で、CL出場圏内である4位をキープ。「今はもう、信じられないくらいに楽しくてね」とヒンターエッガーも絶好調の波に胸を躍らせ、ヒュッター監督も「この雰囲気に水をさす必要もなかろう」とコメント。

 その選手たちからも決して、浮き足立つような様子など見受けられず、セバスチャン・ローデは「このチームがもつチームスピリットは、この数年に渡り際立っていたもの」とコメント。「今の選手たちは本当に良いパフォーマンスをみせている」と述べ、そのポイントとして「溢れる自信、オフェンス力、やられても冷静さを失わないこと」を挙げた。

 確かにもしもベルフォディルによって、1−2とリードを奪われていたならば、この試合の展開も変わっていたかもしれない。それはヒンターエッガーも認めるところではあるものの、「僕たちにはオフェンスにクオリティがあり、良い時間帯で得点を重ねていことができるし、状況に応じてクレバーにプレーして、とてもいい守備を見せることもできる」と強調。

 ヒュッター監督もその「クレバーなパフォーマンス」を称賛しており、前述のローデが指摘したように、この試合でも一度はベブーに同点とされながら、そこからみせた選手たちの反撃に対して賛辞を送った。「あそこから2点を追加できるというところからも、我々の状態の良さ、やられてもやり返せるという自信が窺い知れるというものだ。見事だったね」