アイントラハト・フランクフルトが、現在採用しているダブルトップ下を初めて起用した試合、それはちょうど2ヶ月前に行われたボルシア・メンヒェングラードバッハとのホーム戦でのことだ。

 そこではアミン・ユネスと共にアイメン・バルコクがダブルトップ下を形成。CL参加の強豪クラブを相手に3−1とリードを奪っていたものの、ロスタイムに相手主将シュティンドルから2ゴールを被弾し敗戦にも似た痛み分けに終わっている。だがこの時、これからリーグ戦10試合連続無敗が始まるとは、誰が予想していただろうか。

ダブルトップ下変更から攻守に改善


 この試合も含めてフランクフルトはリーグ戦最近10試合で27得点をマーク、それ以前の11試合では16得点を喫していたことを思えば大幅なオフェンス力の改善だ。だがそれだけではない。失点数においてもフランクフルトは開幕から11試合で19失点を喫していたのに対して、ここ10試合の失点数は10。得失点差は実に+20にまで及ぶ。

「鎌田依存からの脱却」から生まれたダブルトップ下


 特にヒュッター監督がこのダブルトップ下へと変更を行った理由は、それまでフランクフルトが「あまりに鎌田大地に依存しすぎていた」ためであり、「土台をより幅を持たせた」ということ。そこで昨夏にナポリから加入し、体調面でも取り戻したアミン・ユネスが、今や「絶対的なキープレイヤー」として活躍をみせており、グラードバッハ戦以降のkicker採点平均は2.7。

鎌田先発で6連勝中


 さらにヒュッター監督は、「アイメン・バルコクが鎌田大地の後塵を拝する理由は、鎌田がこのところの試合で、良いパフォーマンスを見せているからだよ」と説明。実際にダブルトップ下を採用した第12節グラードバッハ戦以降に、鎌田が先発した6試合を振り返ってみると、フランクフルトは得失点17:4で6連勝中。最近5試合のkicker採点平均は2.8と非常に好成績をマークしており、最近4試合では先発へと定着しているところだ。

ヒュッター監督はバルコクを擁護


 一方でバルコクは2勝2分、得失点10:6という結果となっており、鎌田とは対照的に最近4試合では1試合のみに出場にとどまっているところ。それでもヒュッター監督は22才と「まだ若い選手は山も谷も経験するもの。それが普通だよ。それにチームが好調のため、なかなか入りにくくなっているというのもある」と、改めて擁護する姿勢を強調した。