ミュンヘンでは依然として、バイエルン・ミュンヘンからの退団希望を公言した、ハンジ・フリック監督の進退問題へと、大きな関心が寄せられている。そのためレヴァークーゼン戦に向けて行われた会見は、わずか12分間のみで切り上げられており、これまでのように対人希望の発言後、流れ続ける様々な憶測はこれからも変わらず伝えられていくことになるだろう。

 ただそれでもこれ以上のコメントを避けた理由は、それがバイエルン・ミュンヘン周辺に対して、火に油を注ぐようなことにつながると理解しているためだ。既に組織全体へと広がりをみせ、それを食い止める手立てはないものの「これからまだ、多くのことがかかっているんだ」と指揮官。だからこそ、今回のレヴァークーゼン戦に向けて集中して臨まなくてはならない。そしてそれ以降には、この半年間の間ですでに六冠、そしておそらく夏には7冠を獲得した指揮官が、チームを後にする可能性もある。

 加えてフリック監督は、トーマス・ミュラーを見事に復活へと導き、レオン・ゴレツカを育て上げ、ジョシュア・キミヒを更なるステップアップへと導き、ロベルト・レヴァンドフスキを世界最高の点取屋にまで飛躍させてみせた。チームとして戦う集団を形成し、その姿勢やメンタリティに欠陥も見当たらない。つまり新指揮官は、その全てを作り出し、継続できる人物でなくてはならないということ。

 それ故、これから数週間はエキサイティングが時間が待ち受けていることだろう。土曜日のマインツ戦後に、クラブ首脳陣はフリック監督との話し合いを行うと発表しており、そこでいったいどのような結論が導き出されるのか。問題が鎮静化するのか、それとも・・・?