現在リヴァプールは歴史的な四冠達成に向け、1つの重要な局面を迎えているところ。「今年何か特別なものを得たいならば、今がそれを仕掛けていく時だ」と語るユルゲン・クロップ監督の目の前に控える壁は、チャンピオンズリーグ準決勝ビジャレアル戦だ。

 確かに下馬評の上では上回ることに異論の余地はないだろうが、それでも「ユベントスやバイエルンはもしかすると過小評価してしまったかもれないがね、しかしそれは我々には起こらないよ」と強調。

 敵将ウナイ・エメリ監督について「細部にこだわる、素晴らしい仕事をする」監督であると評しており、とりわけビジャレアルの守備力に感銘を受けているとのこと。それだけに今回の対戦では根比べを見込んでおり、「苦難にも陥ることだろうが、そのための覚悟もできている」と意気込みをみせる。

 そのためフィルミノ以外ほぼフルメンバーで臨めるこの試合で、選手全員が力の限りを尽くすことを求めており、「最高の状態で臨まないと」とコメント。2019年のバルサ戦の時のように、0−3から4−0でひっくり返してみせた、ヒリヒリする試合展開を予想した。


 一方で「世界で最も好調なクラブ」「私の知るリヴァプール最強」「今回の優勝候補」とみているエメリ監督も、「我々には大きな自信がある。昨年ではヨーロッパリーグで負けなかったし、今年はレベル的にワンランクアップした」と説明。チーム一丸となり飛躍してきたことで、「このような状況にも対応できるレベルにある」という。

 ただそれはクラブによる「努力と信頼と愛情」により成し得たものだとも強調。「リヴァプールは我々の軌跡、メンタリティ、プレーの良さを覚悟してくる。我々にとってはより困難なものだが、その分勝利への意思は強い」と述べ、アウェイ戦に駆けつける3000人のファンの前で「全力を尽くす」ことを誓った。