これは誰も予想していなかったことだ。木曜午前に母国チェコにて休暇中のパトリック・シックが投稿した動画では、ファンたちへの挨拶につづいて隣に座るジモン・ロルフェスSDの姿が。そしてバイヤー・レヴァークーゼンとの契約を、2027年まで延長したことを明らかにしたのである。

 特に今シーズンではワールドクラスの活躍をみせ、今夏の移籍市場においても注目株の1人だっただけに、今回の延長発表はまさにサプライズだ。おそらく契約には2025年から有効となる例外条項が含まれ、またサラリーも改善がなされることだろうが、これから有望な若手選手たちと共に再び欧州の舞台へと打って出るレヴァークーゼンの意思の表れ、そしてその強烈な追い風となるものである。

 ロルフェスSDは「パトリック・シックは素晴らしいシーズンを過ごし、彼のポジションにおいてワールドクラスであることを実証してみせた。彼のようなセンターフォワードは世界的にみても稀少。彼は完全無欠のストライカーとして、その卓越した資質に加えピッチ上でチームの指揮をとるなどリーダー的資質も兼ね備えている。このような優れたプロフェッショナルとの契約延長は、我々バイヤー・レヴァークーゼンが抱く野心というものを明確に表すものだ」とコメント。

 昨夏に開催されたユーロ2020では、ロナウドと並び最多得点(5得点)を記録。そしてブンデスリーガでは27試合に出場して24得点と量産体制は続き、ゴールデンシューではロベルト・レヴァンドフスキや、エルリング・ハーランドらと共にもはや同列に名を連ねる選手へと飛躍しており、「ここはとにかく居心地がよくてね」とシック。

 「このチームには将来性がある。一緒にいてとてもワクワクするし、これから本当に何かやってやろう!という気持ちが高まっていくんだ。チャンピオンズリーグへの出場という次のステップが待っている。ここではいろんな可能性があって、だからこそ僕は契約を延長することにしたんだよ」と言葉を続けた。