2020年8月、アレクサンダー・ニューベルをバイエルン・ミュンヘンへと失ったFCシャルケ04は、その後継者として当時SCフライブルクにて正GKを務めていた、アレクサンダー・シュヴォロウの獲得に尽力したものの破談。クラブ間で合意には至らず、意外にもその後シュヴォロウはヘルタ・ベルリン行きを決意した。

 あれから2年、FCシャルケ04はブンデス2部降格、そして1年での返り咲きを果たし、一方で元ドイツユース代表GKは移籍後55試合に出場。今季はブンデス25試合に出場しキッカー採点平均3.44をマークするも「決して彼にとって楽な状況にはなかった」と、ヘルタのボビッチ競技部門取締役はコメント。

 シーズン終盤で先発の座を失った同選手は、来季からは前述のシャルケ04で1年間のレンタルにより、出直しをはかることになる。今季より指揮をとるクラマー監督は、「GKの補強という話の時に、アレクサンダーが我々が正GK像に求める資質を持ち合わせた選手であることで意見が一致していた。まさにこのチームにピッタリマッチした選手だよ」とコメント。

 シュレーダーSDは「チームに安定感を与えてくれる、経験豊富なゴールキーパー」の獲得に喜びをみせ、「これまでの所属先すべてで、そのクオリティを証明してきた」と評価。「我々としてはGK陣を強化し、来季の目標達成に寄与してくれることを期待している」と説明。「相当の金額を犠牲にしてでもシャルケ移籍を決断したアレックスは、話し合いの中でとにかく競技面を優先していることを我々に明確に伝えていた」ことも明かした。

ヤースタインとは契約解消か

 さらにヘルタ・ベルリンではルネ・ヤースタインとの契約解消間近にまで迫っている。長年に渡り正GKを務めてきた37歳のベテラン選手とは、来季いっぱいまでの契約を残しているものの、コロナ感染から発症した心筋炎、そして膝の手術など長期間の離脱により、いまだ本来の姿にまで戻りきれていない状態だ。

若手アントン・カーデがバーゼルに移籍

 その一方でヘルタは今季ブンデスデビューを飾った18歳、アントン・カーデが10年過ごしたヘルタを後にし、スイス1部バーゼルと4年契約を締結したことが明らかとなった。ボビッチ競技部門取締役は「長い間ヘルタBSCで活躍した後、ベルリン以外の場所で経験を積み、新たな方向へ進むことを決めたが、これは本当に残念なことだ」と別れを惜しんだ