この夏に積極補強をみせるSCフライブルクは、さらに堂安律獲得という1年越しの願いも叶えた。

 堂安律にとっては1年ぶりのブンデスリーガ復帰だ。2020/21シーズンにアルミニア・ビーレフェルトにレンタル移籍、そこで日本代表MFは目覚ましい活躍をみせて主力として残留に貢献。そして今回はPSVアイントホーフェンから完全移籍という形で、フライブルクに加入することが正式に火曜日に発表されている。

 特にフライブルクにとってはグラードバッハから獲得したマティアス・ギンター、ザンクトパウリから獲得したダニエル・コフィ・キェレーなど、他クラブとの争奪戦を三度制しての獲得成功であり、2024年まで契約を残していた堂安の獲得には、およそ800万ユーロ投じられることになるが、ただフライブルクは通例通りに契約に関する詳細は明らかにしていない。
 
 「律は技術的に優れ、1vs1もでき、点の取り方も知っている選手。彼はスペース内でいい動きをみせ、ピッチ内にエネルギーをもたらしてくれる選手だよ」と、ハルテンバッハSDはコメント。ただフライブルクが獲得を目指したのは今回が初めてではなく、「ビーレフェルトでブンデスリーガで大いに活躍を見せられると示していたが、1年遅れて最終的にうまくいってよかったよ」とも付け加えた。

 昨シーズンの堂安はロジャー・シュミット監督の下、エールディビジ24試合に出場して8得点、1アシスト、ヨーロッパリーグ4試合で1アシスト、ヨーロッパカンファレンスリーグ6試合で1得点、1アシストをマーク。それ以前のビーレフェルトではブンデス34試合に出場し5得点、3アシスト、kicker採点平均3.56を記録している。

 「フライブルクの関係者や監督との話し合いは、集中的で納得のいくものでした」とこれまでは主に右ウィングのレフティとしてプレーしてきた堂安はコメント、「新しいスタジアムにとても興奮していますし、フライブルクのユニフォームを着てファンの前でプレーするのが待ちきれません。ブンデスリーガに復帰できて嬉しいですし、フライブルクは個人的にもチームとしても、もっとよくなっていくの適した場所だと思っています」と意気込みをみせた。

 さらにフライブルクではミヒャエル・グレゴリッチュも加入の見通しとなっており、堂安律でこの夏のオフェンス陣へのテコ入れが完了したということはない。アウグスブルクとの契約を2023年まで残す、身長193cm、ヘディングとフィニッシュに長けたオーストリア代表FWは、昨シーズンではブンデス25試合に出場して9得点、1アシストをマーク。プレーメイキングにも長け、テクニックも持ち合わせており、シュトライヒ監督のサッカーに新たな要素をもたらしてくれるはずだ。ただまだクラブ間での合意までには達していない。