ブレントフォードとのテストマッチでは4−0と快勝をおさめた、VfLヴォルフスブルク。「過大評価はしたくはない」と強調したコヴァチ新監督だが、「全体的に良い仕事ができたと満足している」とも総括。「1ヶ月のうちにすでに、いくつかの点で実践できるようになった。あとは磨きをかけていくところだ」

 とりわけパトリック・ヴィマーについてはここ数週間で目立つ存在となっており、本来のウィングではなく中央の深い位置、時にアーノルドと同じ高さでプレーしながら、先日はCKの後で遠距離から強烈なシュートを放ち得点の起点にもなった。中央での起用は間違いなく計算できるオプションで「そういうことのための準備期間なんだから」と指揮官。「パトリックは素晴らしいプレーを見せており、イビチャ・オリッチを少し彷彿とさせるところがあるよ」

 また同じく新戦力のマティアス・スヴァンベリについても好印象を与えてた一方で、新戦力のジェナン・ペイチノヴィッチは負傷組(ブレカロとフィリップ)らとともに欠場。復帰途中のラクロワ、ヌメチャ、ゲルハルトも同様だが、さらにブレントフォード戦ではケヴィン・ムバブも不在に。こちらについてはフラムへの移籍に迫っているとみられ、シュテッフェン、レジュベツァイ、ルシヨンの3選手も特に理由なくメンバーから外れた。「人員過剰なので体調、そして将来の展望は良い選手を起用したよ」とコヴァチ監督。「監督として時に嬉しくはない話もしなくてはならないものだ」と言葉を続けている。


 おそらくはその中にマリン・ポングラチッチも含まれていることだろう。指揮官によれば「今日はパフォーマンステストを行なった。もちろんそれがどういう意味をもつことになるのかはわからないがね」と言っているように、確かにこれまでは体調不良だったクロアチア人CBだが、仮に同じクロアチア出身のコヴァチ監督がその門を開いたとしても、これまでの流れから移籍という傾向を変えるのは難しいところ。

 それでは昨夏に加入するも十字靱帯断裂で棒に振り、6月末の再始動直後には今度は足首を負傷したバルトシュ・ビアレクはどうか?ポーランドU21代表FWに対してはそれでも他クラブからの関心が寄せられており、ただヴォルフスブルクとしてはヌメチャの代役を担うことが期待される同選手の売却に応じる可能性は日々下がってきている模様。「彼がいてよかったと思うよ」とコヴァチ監督は語った。