■合宿誘致へ整備、膝の負担軽減 立山町はグリーンパーク吉峰(同町吉峰野開)に、木材を粉砕したウッドチップを敷き詰めたクロスカントリーコースを整備した。一般利用に向けて3日、同施設を拠点に合宿中の明治大競走部、地元の雄山中学校駅伝部が試走し、膝への負担を軽減するチップの効果を体感した。町によると県内に同様のコースは他になく、合宿誘致などで積極的にPRする考えだ。 パークゴルフ場北側に整備した。地形を利用した起伏に富んだコースで、幅4メートル、外周500メートル、内周を含む延長は800メートル。町内のスギ、竹の間伐材を粉砕し、全体に厚さ3センチで敷いた。国の地方創生拠点整備交付金を活用し事業費は約3200万円。 試走には学生15人、雄山中の男子18人、女子14人が参加。生徒の走力に応じて3グループに分かれ、500メートルを12周した。学生が先導し「粘って」「上げていくぞ」などと声を掛けた。 明治大の山本佑樹コーチによると、軟らかいチップに着地するためバランスを取ろうと反応し、体幹や普段は使わない筋肉が鍛えられるという。雄山中男子の阿閉一樹主将(3年)は「足には優しいけど、全身の負荷が大きい。いい練習になる」と話した。 明治大は昨年のモニター合宿を踏まえ、9月下旬まで各地で行う夏季合宿のスタートに立山町を選んだ。2日から4泊5日で、同コースで練習に励む。尼崎達也さん(4年)は「基礎づくりに最適な環境を整えてもらった」と感謝し、箱根駅伝予選会をはじめ秋の駅伝シーズンに気持ちを高めていた。4日は立山黒部アルペンルートを走る。 町は試走を踏まえて改修し、維持管理方法を検討した上で一般向けの利用を始める。