11日の「山の日」に向け、県内の登山・アウトドア用品店で商戦が活発化している。今年は北アルプスの残雪が例年より多い上に梅雨が長引いたこともあって、夏山シーズンの本格化が遅れ気味。各店は、セール期間を延ばしたり、品ぞろえを拡充したりして夏山登山を心待ちにしていた愛好家のニーズを取り込む。 「ようやく梅雨が明けた。セールスを強化していきたい」と話すのは「スポーツのマンゾク」(富山市桜町2丁目)のスタッフ、澤田始さん。同店は昨年初めて「山の日」が設けられたことを記念して行ったセールを今年も1日から実施し、登山靴やウエアなどほぼ全品を店頭表示価格から1割引で販売している。今年は昨年11日までだった期間をさらに2日間延ばし、多くの来客が見込める土日を含めた。前年同期比2割増の売上高を目指す。 登山・アウトドア用品メーカーのオクトス(石川県羽咋市)が6月に県内初出店した「オクトス富山店」(富山市婦中町笹倉)は、自社ブランドのザックなど約200アイテムを中心に他社製品も取り扱う。今年の北アルプスは雪渓が解けるのが例年より遅かったとされ、7月に入ってからも自社製品のピッケルやアイゼンの売れ行きが好調だった。 「好日山荘マリエとやま店」(富山市桜町1丁目)は、登山靴のアウトレット商品のラインアップを強化した。売れ筋の中心価格帯となる2万円前後より3割ほど安価な製品をそろえ、入門者にも手軽に購入してもらいやすくした。兵部洋之店長は「これからがシーズン本番」とし、売り上げ増に期待を寄せていた。