全国高校総合体育大会(インターハイ)第13日は9日、福島県などで4競技を行った。福島県営あづま総合体育館であったハンドボール男子準決勝で、氷見が3月の全国高校選抜準優勝の洛北(京都)を35−33で下し、決勝進出を決めた。10日は同会場で全国高校選抜優勝の法政二(神奈川)と対戦する。 カヌー・スプリント200メートルでは、女子カヤックシングル(K−1)で浦田樹里(水橋)が準決勝4組を首位通過し決勝進出を決めた。男子カヤックペア(K−2)は稲田直大・松崎巧実組(同)が、同カナディアンペア(C−2)は福島晴貴・平井兵馬組(同)が、女子K−2は浦田・中田舞絢組(同)が、それぞれ予選を通過して準決勝へと進んだ。■戸谷の好セーブ光る 3、2、1−。観客席から勝利へのカウントダウンが聞こえた。ハンドボール男子の氷見が洛北(京都)を破って決勝へ駒を進めた。主将の中村(3年)は「キーパーがよく当たっていたし、自分たちのリズムの速攻が出せた」と振り返った。 洛北は、よく練習試合で対戦するチームで、互いに手の内を知っている。序盤はシーソーゲームとなったが、キーパーの戸谷(2年)が相手のシュートを止め、前半終盤に朝野(3年)や清水(2年)らの連続得点で19−15で折り返した。後半に1点差まで詰め寄られる場面もあったが逃げ切った。 要所で光ったのが戸谷の好セーブ。ノーマークで打ち込まれたシュートや速攻もきっちり止め、徳前紀和監督は「チームを助けてくれた」とたたえた。初戦からの2試合は緊張で体が動かず悔しい思いをしたというが、2試合目の後に監督から叱咤(しった)激励され、「調子が戻った」。この日は相手のシュートをはじき返すたびに力強いガッツポーズを見せた。 決勝の相手は、全国高校選抜準決勝で敗れた法政二(神奈川)。戸谷は選抜に出場しておらず、「自分がどこまで通用するかやってみたい。わくわくする」と目を輝かせた。その目が見つめるのは、もちろん優勝だ。(社会部・田辺泉季)