滑川高校(滑川市加島町、石倉和裕校長)の海洋科は10日、同校産のサクラマスとバジルを使った洋風缶詰を作った。バジルの独特な香りが漂う上品な味に仕上がった。 缶詰は「サクラマスのバジルオイル漬け」で、働く女性を意識した商品として2015年に初めて作った。昨年販売し、好評を得た。 今回は前回の2倍の約60缶を製造。1缶に110グラムのサクラマスを使った。うち30缶には、薬業科の餌で飼育し、通常より鮮やかな赤色が特徴の身を初めて入れた。 バジルは同校のプランターで栽培した。サクラマスの飼育時に残った餌やふんを肥料の一部として活用。養殖業者が排出する食べ残しの餌やふんが地域の漁場環境に影響していることが全国的に問題となっており、環境保全のメッセージを込めた。五箇山の合掌造りの屋根に使われた茅(かや)入りの培養土も使った。 この日は海洋科の有志4人が調理した。輪切りにしたサクラマスを塩水に漬けた後、バジルにオリーブオイルや白ワインを混ぜて作ったソースと共に缶に入れ、ふたを閉めて高圧殺菌機にかけた。 薬業科の生徒と試作品を食べる時間もあり、海洋科生徒会「海洋クラブ」部長の中村華さん(3年)は「そのままでもおいしいし、料理にも使えそう。子どもも大人も楽しめる味になった」と話した。五箇山和紙を使ったラベルを貼り、1個350円で、秋に市内のイベントで販売する。