高岡商が春夏連続甲子園出場を決めた原動力が投手陣だ。支える1人が同校OBの竹島彰伸さん(50)=富山市千歳町。かつてエースとして甲子園の土を踏んだ経験を、コーチとして余すところなく伝授。11日もピッチングを見守った。 竹島さんは1984年と85年の夏の大会に出場。いずれも初戦で敗れたが、強豪の松山商(愛媛)、東洋大姫路(兵庫)を相手に熱戦を繰り広げた。 卒業後は日体大へ進み、その後、北陸銀行で32歳までプレー。高岡商OB会の誘いを受け、昨年11月からコーチを務めている。普段は銀行員として働き、週末に後輩たちを指導する。 「ストライクやボールに関係なく、自分が思ったところに投げられるのが本当の制球力」「緩急をうまく使い、タイミングを外すのが投手の基本」。全国で勝ち抜くため、自身が実戦で培った投球術を伝える。 11日に兵庫県の鳴尾浜臨海公園野球場で行われた練習では、ブルペンでエースの土合伸之輔(3年)、速球派左腕の山田龍聖(2年)らの投球練習を見守った。「春と比べてボールの切れが良くなった」と指摘。14日の東海大菅生戦に向け、「無失点に抑えられるほど県外の強豪は甘くはないが、最少失点で踏ん張れば十分勝機はある」と期待を込めた。