中国・四川省チベット族自治州のデルゲ印経院が制作した木版仏画の企画展が開かれている南砺市福光美術館で16日、作品を所蔵する利賀瞑想(めいそう)の郷(南砺市利賀村上畠)の浦辻一成館長によるミュージアムセミナーがあり、仏教美術の奥深さを紹介した。 浦辻館長は、展示作品は文化大革命による破壊の危機を免れた版木で刷られたものであることに触れた上で、釈迦(しゃか)の誕生から涅槃(ねはん)までを描いた9幅組の仏伝図について、それぞれの図が持つ意味などを解説した。 瞑想の郷に展示されている寂静(じゃくじょう)四十二尊曼荼羅(まんだら)と忿怒(ふんぬ)五十八尊曼荼羅についても紹介。チベット仏教では死後に救済を受けるため、100の仏の姿をしっかりと知っておくことが重要であるとされていることを説明した。 企画展は8月20日まで。7月23日にはドキュメンタリー映像「チベット天空の英雄 ケサル大王」の上映会がある。北日本新聞社共催。