神戸製鋼所は15日、製品検査データを改ざんしていたアルミ・銅事業部門に、製造担当から独立した品質保証部を新設し、関連人事を発令した。検査データを長期間、複数の社員が改ざんしていた長府製造所(山口県下関市)など国内3拠点では、品質保証担当を製造部門から切り離した。一方、顧客対応に専念させるため工場長2人の職務を解いた。

 いずれも、不正の原因究明と再発防止策の報告書をまとめた10日付。新設した品質保証部には3人を充て、各拠点の監査や法令順守(コンプライアンス)教育を担う。部長には大安工場(三重県いなべ市)の主任部員が就いた。

 大安工場長と長府製造所アルミ押出工場長は、担当部長に事実上降格した。納入先の自動車や航空機部品、鉄道車両メーカーなどとの対応に当たる。同社秘書広報部は「社内処分は外部委員会の調査結果を待って発令する。今回の異動は関係ない」としている。

 同時に、大安工場を大安製造所に改称。サスペンション、アルミ鋳鍛の2工場を置いた。(高見雄樹)