4月から神戸空港を運営する関西エアポート神戸(神戸市中央区)の山谷佳之社長は、神戸新聞社のインタビューに応じ、「地方路線を運航したい航空会社を全力で支援する」と述べ、同空港の地方路線を拡充させる意向を明らかにした。

運用規制の緩和を見据え、グループの関西エアポートが運営する関西、大阪(伊丹)両空港と合わせた3空港全体の航空需要の底上げにつなげたい考えだ。

 現在、神戸空港の発着枠(1日30往復)はほぼ埋まっているが、関西の自治体と経済団体が「関西3空港懇談会」を年内に再開し、同空港の運用規制の在り方を話し合う見通し。

 山谷社長は「仮に運用規制が緩和されても、『神戸から飛ばしたい』という航空会社が存在してこそ意味がある」と強調。誘致する上で都心に近い神戸空港の優位性が生かせるとの考えを示した。

 山谷社長は、小型ジェット旅客機で地方都市間を結ぶ航空会社などを念頭に、「これまでにない路線で採算を取れるような、新たな事業モデルを持つ航空会社に就航してほしい」と期待。3空港一体運営については「関空、伊丹との需要の食い合いを起こさず、関西圏と国内各地を結ぶ新たな航空需要を創出していきたい」と語った。(長尾亮太)