兵庫県警暴力団対策課と加古川署は20日、同県稲美町中村にある指定暴力団神戸山口組(本拠地・淡路市)の関連施設で、弾痕とみられる数カ所の穴が見つかったと発表した。発砲事件とみて銃刀法違反と建造物損壊の容疑で調べている。

 同課によると、同日午前に情報が寄せられ、銃弾が撃たれたような跡が屋根のひさし1カ所と、門扉の数カ所で確認された。けが人はなく、銃弾は見つかっていないという。

 捜査関係者によると、施設は同組組長の井上邦雄容疑者(68)=京都府警が傷害容疑などで逮捕=の別宅とみられるという。県警は対立抗争状態にある指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)や、神戸山口組から離脱を表明した「任●団体山口組」とのトラブルの可能性もあるとみて背景を調べる。

 現場はJR東加古川駅の東約1・8キロ。近くに畑を持つ70代の女性は「身近なところで発砲事件が起きるなんて怖い」と話した。


(注)●は「侠」の右が「夾」