JR西日本は20日、今月から運行が始まった豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス 瑞風」より割安で楽しめる長距離列車を2020年夏までに導入する計画を明らかにした。来島達夫社長は「これまで列車の旅に縁がなかった人たちの需要を掘り起こしたい」と述べた。運行区間や車両デザインは今後検討する。

 シニアや訪日外国人など幅広い世代を対象に、鉄道の強みを生かして沿線の魅力や観光を楽しんでもらう狙い。京阪神と山陽方面、山陰方面といった期間ごとに複数の区間を運行する。価格は特急「サンライズ出雲」(東京−出雲市)などを参考に、例えば大阪−出雲間の距離で、1泊2日数千円〜2万円台(全席指定)を想定しているという。

 車両は、岡山県などで走る117系電車を改装して使用。完全個室を備えたグリーン車、数席ごとに区切るコンパートメントや、背もたれを完全に倒せるフルフラットシートを備えた普通車のほか、自由に食事や歓談ができるフリースペースを含めて計6両編成を検討している。定員は100人前後。

 デザインは、新潟県上越市のリゾート列車「えちごトキめきリゾート 雪月花」などを手がけたデザイナー川西康之氏が担当する。(小西隆久)