国の特別天然記念物オオサンショウウオが9日、神戸市長田区苅藻通1の新湊川で見つかった。連絡を受けて保護した市立須磨海浜水族園(須磨区若宮町1)によると、台風5号接近に伴う7日の大雨で上流から流されたか、何者かに捨てられた可能性があるという。

 発見したのは、兵庫県西宮市の勢戸宏治さん(61)。9日午後、近くの会社に来ていた際、新湊川大橋から川をのぞき込み、川岸でじっとしているオオサンショウウオに気づいた。

 体長は66センチ、重さ約1・5キロ。発見当時、川の水温が29度と高かったことなどもあり、衰弱しているという。勢戸さんは「まさかこんなところにいるなんて」と驚きを隠せない様子だった。

 新湊川では2011年7月にも、兵庫区内の流域で体長約80センチのオオサンショウウオが保護されている。(門田晋一)