神戸電鉄粟生線活性化協議会が9日、兵庫県三木市役所で開かれ、神戸電鉄は2016年度の実利用者数が832万404人で、前年度比約9万8千人減となったことを報告した。5年前からは約70万人の減少。ピーク時の1992年度には約1846万人と推計されることから、20年余りで1千万人以上減ったことになる。

 以前は乗車券の売り上げなど国の基準による「輸送人員」で公表していたが、他路線を乗り継ぐ場合は片道分が反映されず、15年度は実際の利用者数より約196万人少なかったため、改札機データを解析した「実利用者数」を採用した。

 実利用者数は、データ化された11年度の約902万人から年々減少している。10年度以前のデータは出ていないが、過去の平均的な差から推計し、92年度は輸送人員1420万人の1・3倍で算出した。

 激減の要因は、少子高齢化による通勤・通学の減少や、道路網整備による自家用車や路線バスの利用増などが挙げられる。

 会議では、三木市長の交代に伴って同協議会の会長に就いた仲田一彦市長が「それぞれの立場の利害を超え、(協力して)粟生線を守っていければ」と呼び掛けた。(井川朋宏)