兵庫県明石市は10日、子育て世代の市外からの移住促進を目指し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用した情報発信を始める、と発表した。子育て施策などの情報を月2回提供するほか、登録を促すため市の親子交流スペースの無料クーポンを贈る。

 同市によると、LINEの登録者数は全国で約6800万人。会員制交流サイト(SNS)を利用する幼稚園、保育園児の母親のうち、97・9%がLINE利用者というデータもあるという。県内では、丹波、尼崎市などが、まちの魅力発信などで既に取り組んでいる。同市は、8月1日時点の推計人口が過去最多となった。市広報紙などが届かず、情報を得にくい市外へ、明石の魅力を発信することで移住をさらに喚起する。また、市民にも手軽に接してもらうことも狙っており、計約2400人の登録を目指す。

 市広報紙の内容をベースに中学3年までの医療費完全無料化などの施策に加え、就業相談の窓口や転居情報サイトの紹介を行う。15日から登録を受け付け、20〜25日ごろに第1号を発信。9月以降は、広報紙に合わせた1、15日に発信を予定。PRのために、不動産業者や企業、公共施設などにポスターも掲示する。

 市外在住の登録者には、明石駅前再開発ビルにあり、大型遊具が楽しめる「ハレハレ」の無料券(通常300円)4人分を贈呈。市民を含めた全員に11月下旬に明石公園で開かれる「B−1グランプリ」西日本大会のチケット千円分が、抽選で30人に当たるキャンペーンも行う。いずれも9月30日まで。

 市広報紙や市ホームページのQRコードか、ID(akashics)で登録。市シティセールス課TEL078・918・5263

(藤井伸哉)