たらいに乗って、水面を進む速さを競う「たらい漕ぎ競争」が11日、兵庫県新温泉町石橋の石橋池であった。子どもから大人まで約20人が参加。懸命にかいをこいでゴールを目指し、見守る観客から声援を受けていた。

 地元住民らでつくる実行委員会が開き、25回目。石橋池は周囲200メートルほどで「地区のシンボル」という。わき水が流れ込むため、年間を通じて水温は14度前後と一定で、昔は生活用水として利用されていた。

 参加者たちは、1人ずつたらいに乗って、2人が同時にスタート。子どもは往復50メートル、大人は同70メートルを進む時間を競った。ただ、思うようにかいを使えず、同じ所をくるくる回ったり、たらいから水中に落ちたりするハプニングもあり、観客から激励の声や笑い声が起きていた。

 競争に参加するため、神戸市北区から家族4人で訪れたという小学3年生(8)は「本番の前に練習して、こつがつかめた。速くこぐと回ってしまうけど、ゆっくりこぐと速く進めるよ」とうれしそうに話していた。(阿部江利)