国土交通省は15日、兵庫県明石市上空を11日午後に飛行していた兵庫県立加古川医療センター(加古川市)のドクターヘリと個人所有のヘリコプターが異常接近したと発表した。

 個人機の男性機長が15日に報告した。国交省などによると、個人機は11日午後3時50分ごろ、男性機長1人が乗り、大阪府八尾市の八尾空港から兵庫県太子町の太子町総合公園グラウンドに向かっていた。ドクターヘリは同4時20分ごろ、出動要請を受けて医師ら4人が搭乗し、JA兵庫南魚住ライスセンター(明石市)に向かっていた。同4時25分ごろ同市魚住町の上空約330メートルの地点で交差。高度差は約30〜60メートルだった。ともにけがはなく、機体の損傷もなかった。

 国交省は深刻な事故につながる恐れのある「重大インシデント」と認定し、運輸安全委員会航空事故調査官2人を16日午後、太子町の同グラウンドに派遣して状況を詳しく調べる。(大盛周平)