新春の「十日えびす」(1月9〜11日)を控え、「えべっさん」の総本社西宮神社(兵庫県西宮市社家町)境内にある休憩所「おかめ茶屋」で縁起物作りが本格化している。

 期間中、境内には縁起物を取り扱う店が20軒以上並ぶ。おかめ茶屋も2軒を出店。縁起物には熊手(福さらえ)や箕(み)(福箕)、末広がりの面(扇面)などがある。サイズは大小さまざま。白木でできた扇面はおかめ茶屋のオリジナルだ。

 おかめ茶屋は代々縁起物を手掛け、現在4代目。店主一家や親族らで、えべっさんや大黒のお面、小判などの装飾品を取り付ける。商売繁盛を願う十日えびすには例年約100万人の参拝者が訪れ、縁起物作りは年を越して続くという。

 店主の親族で、姉妹の西原多知江さん(75)と中村智惠子さん(69)は「子どものころから、えべっさんが終わらないと正月が来ない」と作業に追われていた。(三津山朋彦)