大人向けの折り紙教室で“先生”を務める小学2年生がいる。兵庫県明石市立谷八木小の本山晃成君(7)だ。2年間で100種類以上の作品をマスターし、大人顔負けの技術を披露する。同市内で11日に開く教室では、講師として「ひまわりとせみ」の折り方を教える。

 本山君は幼稚園に通っていた5歳のとき、祖母が折り紙でこまを作っているのを見て、自分でも作ってみようと思った。以来、折り紙に引き込まれた。

 毎週のように通う図書館で折り紙の本を借りたり、ネット上の動画を見たりして学び、昨年、同市内の折り紙愛好家グループ「折鶴の会」の催しにも参加した。

 大人でも難しい作品を完成させる集中力に感心した同会のメンバーが、本山君に折り紙教室の講師になることを提案。先月、大人23人を前に「般若の面」の折り方を説明し、“先生デビュー”を果たした。「大勢の人に教えるのは緊張したけど、やっているうちに楽しくなった」と笑う。

 作品は多彩。正方形の紙1枚で作るだけでなく、色とりどりの10枚を複雑に組み合わせる「花火」や、伸縮しやすい赤色の和紙を使い、ぐにゃぐにゃした体を表現した「たこ」も作った。自宅では夕食の後などに折る。教本にはない新作を創造することもある。

 母の弘子さん(46)は「折り紙を通じて出会いが広がり、年齢に関係なく褒めてもらえる。自己肯定感を得られるのがいい」と喜ぶ。

 将来の夢は決まっていないという本山君は「大きくなっても折り紙を続けたい」とはにかんだ。

 11日の教室はあかし市民図書館(大明石町1、パピオスあかし4階)で午後1時45分〜3時。予約不要で先着20人。年齢不問。無料。折鶴の会TEL080・3840・2095

(吉本晃司)