転売目的で注文したパソコンなどの代金約9200万円を、虚偽の領収書を作って勤務先の会社に支払わせたとして、兵庫県警捜査2課と東灘署は25日、詐欺の疑いで、奈良県生駒市の会社員の男(54)=詐欺罪で起訴=を追送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 男は同じ手口の詐欺容疑で県警に2回逮捕されていた。捜査関係者によると、会社の被害総額は2018年1月〜19年3月で計約1億4千万円に上るという。

 追送検容疑は18年1〜10月、当時勤務していた神戸市東灘区の会社に、新しいコンピューターシステムを導入したとする虚偽の請求書を提出し、取引先のIT関連会社の銀行口座に計約9200万円を振り込ませた疑い。

 捜査関係者によると、実際は、取引先のIT関連会社からパソコンやタブレット端末を買ったりレンタルしたりし、一部は転売していた。男は転売で得た金を、借金返済などに充てたと話しているという。

 県警によると、19年4月、男が勤務していた会社から「発注した商品が入っていない」などと相談があり、容疑が浮上した。