任期満了に伴う兵庫県養父市長選が18日、投開票され、無所属の現職広瀬栄氏(72)が、元市議会副議長の新人政次悟氏(64)、元副市長の新人西田浩次氏(61)を破って当選し、4選を果たした。投票率は73・52%で、前回の2016年の75・50%を下回った。

 選挙戦では、世代交代や市役所改革、市民参画のまちづくりなどが争点となった。広瀬氏は、国家戦略特区指定による農業改革など3期12年の実績をアピールした。また、新型コロナウイルス感染拡大で低迷する観光業など地域経済の再生や、情報通信技術(ICT)を生かしたまちづくりなどを強調し、市域全体で支持を集めた。

 新人2人はいずれも市役所改革を打ち出し、西田氏は世代交代を訴え、政次氏は「市民総参画のまちづくり」などを目指すと主張した。だが、コロナ感染防止のため集会などが開けなかったことが響き、知名度や政策が浸透しなかった。

 17人が立候補した同市議選(定数16)も同日投開票された。(桑名良典)