「ワクチン接種を実施する」金正恩総書記

 26日、韓国・聯合ニュースは4月末から停止されていた国際列車での中朝貿易が再開したと報じた。

 その後も中国政府からの正式発表はなく、中国メディアでも報じられていなかったが、中国外務省報道官の午後の記者会見で貿易再開を認めた。

 中国政府が公式に認めたことで、中国の報道機関でも解禁となり、午後6時過ぎにSNS等へ中朝貿易再開についての投稿が飛び交っている。

 外務省の王文斌報道官は、「中国と(北)朝鮮は、数日前に両国に関する国境関連条約にのっとり、友好的な協議を重ね、丹東と新義州港間の鉄道貨物輸送を再開することを決定した。双方は調整を継続し、鉄道貨物輸送の安全・安定運行に取り組み、関係発展に貢献していく」と述べた(澎湃ニュース)。

 中国共産党機関紙である北京日報は、最近の国際列車での中朝貿易の経緯として、4月29日に丹東の新型コロナウイルス感染まん延により停止。その後、北朝鮮側でも感染が拡大。

 しかし、8月10日に金正恩(キム・ジョンウン)総書記(原文では委員長)が、「コロナ勝利宣言」を出し、両国は、鉄道輸送再開を協議してきたことを伝えている。

 さらに、「国産の医薬品だけでは対応できない場合は、医薬品を輸入して治療や健康管理を行う。新型コロナの流行状況に対応するため、ワクチン接種を実施する必要がある。全国の国民に対してマスク着用を推奨した」を金正恩総書記の発言として引用紹介している。

 中国の関係筋の話によると、今後、丹東と新義州を結ぶ国際列車は、1日1、2回運行される予定とのこと。