昨年3月、日本を代表するコメディアンの一人、志村けんさんが新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎のためこの世を去った。日本中が悲しみに暮れたその訃報は、海外メディアでも取り上げられた。そして亡くなった今もまだ、その人気は衰えることはなく、DVDやYouTubeなどで若者からの支持を得ている。

その志村さんの半生を描いたドラマ、『志村けんとドリフの大爆笑物語』を、フジテレビ系で放送することがすでに決定。放送日が12月27日(月)午後9時〜11時3分に決定した。今最も旬な俳優の一人で、先日、雑誌『日経トレンディ』(日経BP社)が選ぶ「2021年 今年の顔」にも選ばれた山田裕貴が、デビュー10周年の節目の年に志村さん役を演じる。そしていかりや長介さん役を遠藤憲一、加藤茶役を勝地涼、高木ブー役を加治将樹、仲本工事役を松本岳が演じることも発表されている。脚本・演出は、日本のエンターテインメント界をけん引する福田雄一が手がける。

このたび、追加キャストが発表。荒井注さん役には、金田明夫。志村さんの父親・志村憲司(しむら・けんじ)さん役には、渡辺いっけい。母親・志村和子(しむら・かずこ)さん役には宮崎美子。さらに福田組には欠かせない俳優の一人、ムロツヨシもある役で出演する。

ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、いかりやさんの元を訪れ、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)として携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。また、毎週行われていたネタ会議の様子や、徐々に築かれていく加藤との友情も明らかに。そして今まで表には出ることのなかったメンバーとのやり取りや、いかりやさんとの関係など、今回のドラマ化に当たって、取材して初めてわかったことも描かれる。

さらにドラマには、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年〜1971年3月・1971年10月〜1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』1977年〜/フジテレビ系)の懐かしい場面ももちろん登場!『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』、また、名作といわれる数々のコントシーンにも注目だ。なお、撮影はすでに終了している。

出演の話がきたときの感想を金田は「志村さんの半生を描くドラマがあるということ、そのメンバーの中の荒井注さん役を、と聞いて、“やらせてください”と、二つ返事でした」という。子どもの頃からドリフターズを見て育ったという渡辺は「本当にドリフターズが好きで見ていました。志村さんがメンバーに入って、はじめは微妙な空気になった雰囲気もすごく覚えているので、感慨深いものがあります」。さらに芸名の由来には、「お父さんの名前を取って“志村けん”という名前になったことを今回初めて知って、ちょっと鳥肌がたちました」と語る。そして志村さんとは生前、親交のあった宮崎は、「今回のお話を聞いたときは、もう本当にうれしかったですし、とても光栄なことだなと感じました」という。約1年ぶりとなる福田組の撮影現場にムロは、「ここが僕のホームなんだなと思い出させてくれる時間でした」といい、「志村けんさんと加藤茶さんという偉大なるお二人を、山田裕貴さんと勝地涼さんが演じられるいうことで、私なりの応援の方法はないかと思って、出演させていただきました」と二人にエールを送る形での出演となった。最後には「今日も楽しいおふざけができました」とムロらしいコメントを残した。どのような役で登場するのか?放送当日のお楽しみだ。

日本中に笑いを届け、今の困難な時代に大きな勇気を与えてくれた、志村さん。彼の半生を描いた、『志村けんとドリフの大爆笑物語』。是非ご期待いただきたい。

【コメント】

■金田明夫

「あこがれのザ・ドリフターズのしかも荒井注さんの役をやらせていただいて、本当に楽しかったです。すてきな思い出になりました。みなさんが知っている実在の人物を演じることは、その人物の気持ちをどのぐらい代弁できるのかなとか、彼だったらどう思ってるのかなとまずは考えます。そして形態模写というよりは性格模写のような感じで気持ちを作っていくのですが、今回はそれを楽しんで演じられればいいなと思って臨みました。ザ・ドリフターズのみなさんが、笑いを一つ取るのに、どれだけ頑張って、苦労して、真剣に、真摯(しんし)に向き合ってやっていたかということが、垣間見ていただければいいなと思います」

■渡辺いっけい

「小学生の頃、荒井注さんのザ・ドリフターズの時代から毎週見ていました。当時からこの世界に興味があったので、他の子ども以上に好きで見ていたと思います。志村さんが見習いで入ってきて、はじめはあまりうけていない頃からよく覚えているので、今回の出演のお話には感慨深いものがありました。徐々に志村さんがなじんできて、あの『東村山音頭』でのブレイクは子ども心にすごく覚えているのですが、このドラマはそれをきちんと検証しているドラマになっています。“変なおじさん”以降でしか志村さんを知らない世代の人にも、非常に楽しめると思います。お父さんの名前を取って“志村けん”という名前になったということを今回初めて知って、ちょっと鳥肌がたちました。コントのシーンは、僕も一視聴者として、非常に楽しみにしています」

■宮崎美子

「私がデビューした当時、志村さんがザ・ドリフターズのコントの中で私のCMのパロディーをやってくださって、何となくずっとどこかで見守ってくださっているように感じていました。何度かバラエティー番組でお目にかかり、10年くらい前に、志村さんと、“お父さん”、“お母さん”とお互いに言い合いながら司会をするバラエティー番組でご一緒したこともあります。いつかまたお目にかかれるという思いでしたので、突然お会いすることができなくなってしまって、本当に残念に感じていました。今回このようなお話をいただいて、みんなに愛された志村さんを大事に育て、その志村さんが大好きだったお母さんの役を演じることができて、本当に光栄で幸せだなと思います」

■ムロツヨシ

「約1年振りの福田組でございました。短い時間ではありましたが、何とも心地よいと言いますか、ここが僕のホームなんだなと思い出させてくれる時間でした。志村けんさんと加藤茶さんという偉大なるお二人を、山田裕貴さんと勝地涼さんが演じられるいうことで、私なりの応援の方法はないかと思って、出演させていただきました。非常に楽しい撮影でしたし、今日も楽しいおふざけができました(笑)。ありがとうございました」

【番組概要】

<タイトル>

『志村けんとドリフの大爆笑物語』

<放送日時>

12月27日(月)午後9時〜11時3分

<出演>

山田裕貴/勝地 涼、加治将樹、松本 岳/ムロツヨシ/金田明夫/渡辺いっけい、宮崎美子/遠藤憲一 他

<スタッフ>

脚本:福田雄一、佐藤さやか(共同脚本)

演出:福田雄一

編成:安永英樹、浅野翔太郎(フジテレビ)

プロデュース:井澤秀治(イザワオフィス)、松橋真三、鈴木大造(CREDEUS)

制作協力:CREDEUS

企画制作:イザワオフィス

<オフィシャルサイト>http://www.fujitv.co.jp/shimuradorifu/

<公式Twitter>https://twitter.com/shimuradorifu