今はコロナ禍でお店というお店に手指消毒のためのスプレーが置かれている。飲食店に入ったら仕切り版が置かれ、家族4人がプラスチックの仕切り版の中で食事をとっている、しかもマスクを付けたり外したりしながら。まるで昔見たB級のSF映画みたいだ。友人の娘は高校一年生なのだが入学して以来ずっとマスクをしてるので、クラスメイトの半分くらいしか顔が分からないという。この先どういう大人に育って行くのか他人事ながら心配なことである。世界はコミュ力を少しずつ削がれて弱って行くようにも見える。

が!そんな中でもパワーを落としてないのがおばちゃん達である。美容院に行ってもマスク越しに喋り続けるおばちゃんを見かける。「いや、今はあんまり喋らん方が…」と見ているこっちは思うが、鬱憤が溜まっているのだろう前よりよく喋っている印象だ。

「コロナでジッとしてたから染めてへんねん。そやけど、あんまり恰好悪いから来てん。綺麗にしてくれるぅ?」とか大声で言ってる。「毛染めお願いします。」だけでええやん!と内心思うが、流石は大阪人、黙ってないなぁと感心する。

飲食店でテイクアウトした商品を待ってる時も、店内で大きな声が聞こえてくると思うと、だいたい2,3人でテーブルを囲んだおばちゃんのグループだ。

マスクはしているが、それゆえに聞こえづらいらしく、今までに増して大声で喋る。時々それでも聞こえないと、お互いにマスクをずらして耳元で「今の話分かる?」なんて言ってる。「意味ないやん!マスク!」と叫びそうになる。

スーパーでもそうだ。立ち止まって大声で喋っているのはみんなおばちゃんだ。「そのマスク、どこで買うたん?可愛いねぇ」「これ、自分で縫うてん。奥さんにも今度縫うてあげよか?」「いやぁ嬉しいわぁ」こんな感じだ。

「あの、不織布の方が安全なんですよ。知ってます?」と教えてあげたいが、キリがないので黙っている。

この間は小学校低学年くらいの女の子が2人。近所の大型施設で再会を喜んでいた。「●●ちゃん!」「わー、●●ちゃん!久しぶり」と抱き合ってはしゃぎ、そのまま立ち話をしていた。よく見ると2人のお母さんたちも少し離れたところで再会を喜び合っている。

問題は子供たちが通路のど真ん中でずっとペチャクチャ喋っているので、通行人が2人を避けて通らなくてはならないことだった。「おいおい、オカン2人ともぼーっと見てんと、人の迷惑やからちょっと端に寄りなさいとか言えよ」と思ったが、母親たちは娘の方なんか見てもいなかった。

さすがにこれはどうかなと思ったので「ごめんね〜もうちょっと端に寄って喋って〜」と軽く言いながら通った。すると2人は私の方を見ながら端っこに寄ってくれた。特に「すみません」とか「はい」と言う反応はなかったが、それでも素直に聞いてくれただけ良かったと思う。

昨今はジェンダー差別をなくすための本や、テレビ番組なども盛んになってきたが、あえて言わせてもらいたい!大阪の女の子からおばちゃんに至るまでの女性の皆さん!今はもうちょっと静かにしませんか?みんな守ってるんですよ〜。お願いします!