9月15日(日)に開催された、東京五輪代表が決まるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で、夢舞台への切符をつかんだ者、そしてつかめなかった者。勝者と敗者の差を分けたものは果たして何だったのか。日本女子マラソン界の大きな転機をドラマティックに描く『遥かなるTOKYO 女子マラソン五輪代表選考の裏側』を、9月21日(土)午前10時25分から(※関西ローカル)放送する。

兵庫県・尼崎出身の前田穂南(天満屋所属)。女子マラソンで五輪ランナーを次々と送り出している名門・天満屋の武冨豊監督が高校時代は無名だった前田を育て上げた。武冨監督は、MGCで勝つためにある作戦を前田に授けていた。

また、前田穂南と同じ大阪薫英女学院高校で、一学年先輩でもある大阪出身の松田瑞生(ダイハツ所属)は、鍛え上げられた腹筋を武器にマラソンで次々と結果を残してきた。五輪代表候補という期待と、松田を支えてきた母親・明美さんとの絆を胸にMGCに臨む。

そして、日本陸上界初の5大会連続五輪出場を狙う福士加代子(ワコール所属)。MGCへ向けての調整はケガもあり万全の状態とはいかなかったが、何とかスタートラインにたどり着いた。その知られざる葛藤と、年齢と戦いながら東京五輪出場を目指す理由とは。

MGC女子マラソンには、勝負を分けるポイントがあった。レースは、スタートから5kmまでに誰も予想しなかったハイペースの展開。その中で、松田は先頭から遅れ、前田、福士はそのハイペースの流れに乗った。10km〜20kmに至る過程で、前田は先頭を引っ張り、松田や福士らライバルを次々と振り落としていった。そこにあったのは、武冨監督が前田に授けていた作戦とそれを実行した前田の強い意志と遂行力だった。選手たちのレース後の証言をもとに、それぞれの陣営の思惑と裏側に迫る。

高校時代、駅伝の補欠メンバーだった前田は、MGCの過酷なサバイバルレースを制し、東京五輪代表の座をつかんだ。五輪代表枠は3つ。最後のひとつの枠をかけた戦い、MGCファイナルチャレンジがこれからまた始まる。今回4位に敗れ涙した松田と7位という結果にも明るさを忘れなかった福士は、果たしてどんな思いで次のマラソンへ挑むのか。

番組プロデューサー澤田淳司は、「見事なレースで東京五輪代表の座を勝ち取った前田穂南選手のMGC前の様子や、武冨監督の知られざる選手育成と作戦の裏側を伝えます。さらに、当日のテレビ中継ではなかなか見えない、それぞれの陣営の思惑や作戦、誤算、そして選手たちの想いを明らかにします。この番組では勝者だけでなく敗者にも、どんな過程があり、どんな想いがあったのか描いています」とアピールした。

42.195km、わずか2時間のレースに人生を捧げる女性ランナーたち。夢の切符を手にするもの、できないもの、そこにはどんなドラマが隠されているのか。ぜひご覧ください。