1992年に初上演、2001年に再上演、そして今年、21年の時を経て復活した伝説の舞台『VAMP SHOW ヴァンプショウ』。三谷幸喜による異色のホラー・コメディは、うっそうとした森に囲まれた山間の寂れた駅で、5人の青年と1人の女性が出会うことから始まる物語。明るく楽しい旅行者の青年たちが実は吸血鬼で…。

2001年版で出演していた河原雅彦が演出のバトンを受け継ぎ、キャストには岡山天音をはじめ、平埜生成、戸塚純貴、塩野瑛久、尾上寛之といった若手演技派俳優たちが集結していることでも話題の舞台が、いよいよ明日9月10日(土)から大阪で開幕します。

開幕に先立ち、本日9月9日(金)、平埜生成、戸塚純貴の2人が、大阪・北区のカンテレ本社で会見を開き、作品への想いと、大阪公演への意気込みを語ってくれました。



平埜は「今まで稽古場で創り上げてきた作品を、劇場でお客さんに披露した時のリアクションがすごくうれしくて、コロナ禍で笑うことが難しい環境の中、笑って、拍手して、カーテンコールに繋がるというのを噛みしめながら、大阪に参りました」と語り、戸塚も「ホラー・コメディというジャンルで、僕の役が、かなりコメディの部分を担っていると稽古段階から演出の河原さんに言われていて、過去には古田新太さん、橋本じゅんさんが演じてこられたので僕の中では大きな壁だったのですが、皆で作ってきて、本番が始まってからはお客さんの笑ってくださる声が聞けて、お客さんと一緒に作っている感じがあります」と笑顔でコメント。



さらに戸塚は「30年前に三谷さんが書かれたのに、僕が今観ても新しい印象で。三谷さんが東京公演を観に来てくださって、そしたら『申し訳ない…』って最初言われて(笑)。『30年前に好きな人たちだけで遊びでつくった台本だから、皆さんがこんなに真剣に演じてくださっていて感動した』とおっしゃって」と、三谷が東京公演を観に来た時のエピソードも披露。「遊び心や当時の勢いみたいなのが詰まっているなと。古き良きエネルギーというか、演劇らしさというのをすごく感じながら、新しい今回のキャストでつくりあげました」と語り、平埜は「三谷さんの作品って、極限状態に追い込まれた人たちが、どうやって会話がすれちがっていくかとか、追い込まれた時の突飛な行動とか、いい人が悪い選択をしてしまうとか、そういう人間の面白さが詰まっていて、まさにヴァンプショウも三谷さんの面白さが詰まっていて、5人の吸血鬼の関係が少しずつ歪んでいって、すごく三谷さんらしいなと感じてます」と三谷作品の魅力をコメント。



また、冒頭に繰り広げられるダンスシーンについては「本番の1週間前ぐらいに振り付けができたのですが、猛特訓しました。稽古が終わってからもスタジオを借りてみんなでコソ練したり(笑) 。音楽スタジオを借りて練習することもあって、変なダンスしてるダンサー集団だと思われていたのか、店員さんにお会計の時にクスクス笑われることもありましたね(笑)。実際に舞台を観てくださった人からは『ダンス踊ってた?』と感想をもらうこともあって、意外と印象に残ってないんだ…すごく頑張ったのに!ってなりました(笑)。でも、冒頭のダンスシーンでこれからショーが始まるっていう勢いをつける意味では、踊ってよかったと思います」と戸塚が裏話を披露し、平埜も「自分たちのことをダンサーかと思いました(笑)。振り付けを東京ゲゲゲイのMARIEさんにしてもらったのですが、僕、東京ゲゲゲイのファンだったので感動して『MARIEさんに振りつけてもらえるなんて!』って楽屋でもずっと言ってました。なんて幸せな時間なんだ!と思いながらやらせてもらってましたね」と注目シーンについて語りました。



共演者が同年代が多いということについては「とっても仲がいいですよ。みんなキャラクターが違うので、いい意味で交わらず(笑)。楽屋では男子校みたいに盛り上がってます」と戸塚が語り、平埜も「5人それぞれが培ってきたバックボーンがあるので、楽屋のそれぞれの過ごし方やいろんな姿を見られるのも楽しかったです。稽古後にみんなでサウナに行ったりもしました!」と笑顔。「でも絶対に、誰とも一緒には住めないね(笑)。いい意味で話が合わないんです。自分に持っていない考えを持っているので一緒にいるとすごく楽しいけど」と戸塚が笑うと、平埜も「確かに(笑)。お互いを尊重し合っていて、ちゃんと会話をして何かを生産している感じがすごく楽しいです」と良い雰囲気の中、舞台が進んでいることを明かしました。



また、チケットは若干の当日券販売の他、好評につき9月11日(日)13時からの大阪千秋楽公演がライブ配信されることも急遽決定。戸塚は「本当にありがたいです。東京公演では延期もありましたが、今回劇場に来られない方も沢山いらっしゃると思うので、ぜひこのライブ配信でとにかくたくさんの方に観ていただきたいなと思います」、平埜は「配信で一番お客さんに見られている中で、誰が失敗するかな…っていうのをすごく気にしてます(笑)。自分含めて…自分がセリフが言えてる自覚がまだないので…」と言うと、すかさず戸塚が「大阪でやっと完璧になる!」とツッコみ、平埜も「そのためにやってきた!」と乗っかり、最後は戸塚が「演出の河原雅彦さんが、大阪公演に来てくださるとのことなので、大阪公演では何か変わるかもしれません!」とニヤリ。



最後に、平埜が「大阪公演のチケットがほぼ完売ということでありがたいです。やっぱりコメディってお客さんありきの劇だと思っています。お客さんの多さ、舞台上から見える景色が直接、俳優に影響すると思っているので、僕たちのエネルギーは過去最高のものになるはずです。劇場も大きいですし、それに合わせてどんどんテンションが乗ってまた新しい『ヴァンプショウ』になるんじゃないかなと思っていますので、頑張ります!」と意気込み、戸塚は「観てくださるお客様に楽しんでいただけることだけを考えて、みんなで命を懸けて舞台を作ってきました。舞台上で死んでやるぞ!というくらいの気持ちで『ヴァンプショウ』お届けしますので、皆さまにはたくさん笑って、泣いてほしいなと思います」と引き締まった表情で会見を締めくくりました。

三谷幸喜作品らしい笑いはもちろん、ゾクっとするホラー要素、若手俳優たちの演技合戦も魅力な、見どころ満載の傑作ホラー・コメディ。当日券に加え、ライブ配信、9月17日(土)までの見逃し配信もあります。この週末は『ヴァンプショウ』を見て、最後の夏の思い出を作ってみてはいかがですか…?




【大阪公演情報】
パルコ・プロデュース2022 『VAMP SHOW ヴァンプショウ』

日程:9月10日(土)17:00開演 / 9月11日(日)13:00開演
会場:森ノ宮ピロティホール

作:三谷幸喜 演出:河原雅彦
出演:岡山天音 / 平埜生成 / 戸塚純貴 / 塩野瑛久 / 尾上寛之 / 久保田紗友 / 菅原永二

主催:関西テレビ / サンライズプロモーション大阪
企画・製作:株式会社パルコ

【配信詳細】
<配信日時>
ライブ配信:9月11日(日)13:00開演
アーカイブ(見逃し)配信:9月17日(土)23:59まで

<販売期間>
8月28日(日)16:00〜9月17日(土)21:00まで


大阪公演および配信に関する詳しい情報はHPをご覧ください。
https://www.ktv.jp/event/vampshow/