先日、シンプルな服や文房具、生活用具が売りの大手メーカーで、化粧品のパレットを買おうとした。普段、化粧をしないのでいざ外でするとなると、全部持って行かなくてはならない。それを一つのパレットに詰めて持ち運べるものが欲しかった。そこで縦8センチ横12センチくらいのパレットと、中に入れる頬紅、アイシャドウ、それぞれのハケも選んだ。パーツで言えばパレットが一個、中身が4つで、都合5つだった。

それをレジに持って行った際に「これは全部ここに入りますよね?」と念のために聞いた。見本を見ていたので入ることは分かっていたが、それぞれが梱包してあるため、パッと見た目には中身の方が少し大きかったからだ。レジの対応をしているのも女の子だったので、本当に念のためだった。

しかし彼女は知らなかったようで、その化粧品を上からパレットに当てて「たぶん入ると思います」と答えた。「明日使いたいんだけど」と言うと、また上からパレットに頬紅とアイシャドウを当てて「梱包してあるので外せばぴったり入ると思います」と言い、隣のレジや、後方にいる他の店員に聞こうともせずケロリとしていた。
しかも「もし入らなかったら明日返品に来ていただければいいので」と、すでにバーコードをピッピと読み込んでいる。

「いやいや、ちょっと待って。あなたが思うだけじゃ困るんで。明日来る時間ないから、それだったら要りません」と私が言うと、ちょっと意外な顔をして「じゃあ、これ」と5つの商品を戻してくるではないか。

「え?ああ。私が戻したらええのね」「お願いします」と会話して、仕方なく5つの化粧品のパーツをあった場所にひとつずつ戻したわけである。なんだろう。無性にムカついた。

こっちは念のために聞いたのだ。知らなかったら横にいる従業員に聞くとか、カタログを見直すということはできなかったのだろうか?しかも話の途中で勝手にバーコードを読み込んで。保証できないのなら要らないという私に対して「すみません」の一言もなく、商品を戻せと渡してくるというのは、どういう態度なのだろう?

一瞬「あんたじゃ話にならない、上司を呼びたまえ」という字が頭に浮かんだが、バカバカしくて止めた。なんで私が彼女の社会性向上のために頑張ってクレーマーにならなくてはいけないのだろう?という気持ちの方が大きかったからだ。

その夜、友達と電話をしていると似たような話で盛り上がり「何なんや今の若い子の態度は!」とオバチャンな会話をして憂さを晴らした。段々とこの手の話が多くなってきた。私たちが歳を重ねたからなのだろうか?いや、そうではあるまい。ノルマのかかったような店舗に行くと若い子だって必死にサービスしてくるものだ。

ということは、やはり本人の責任指数の割合が低くなっているとしか思えない。店側も商品について知らなかったら、せめて「すみません。聞いてきます」という教育くらいしておくべきだろう。いや、そんなバイト居るわけないと思っているかもしれない。

ううっ。修正不可能なレベル低下が起きている。誰か「責任をもって働く」ことを伝えてあげてください。と願うしかないのだろうか。