本日3月8日(日)、『R-1ぐらんぷり2020』決勝戦が行われ、芸歴17年のマヂカルラブリー野田クリスタルが初決勝進出にして優勝。令和初の王者に輝いた。

 

18回目を迎えた今大会は2,532名がエントリー。決勝戦に先駆けて行われた復活ステージでは、準決勝で敗れた21名の芸人たちが、残り1つの決勝枠を賭けて渾身のネタを披露。その模様はLINE  LIVEで生配信された。

なお、今大会は敗者復活・決勝ともに、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で開催。決勝では、視聴者投票として「お茶の間dボタン投票」と今回初となる「R-1 Twitter投票」を導入し、審査員の投票ポイントに加え、それぞれの票が多い順に、1位に3ポイント、2位に2ポイント、3位に1ポイントずつ加算されることに。

司会は蛍原徹、三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)、そして、前回王者の霜降り明星 粗品がMCのアシスタントを務めた。審査員の1人、勝俣州和は無観客の状態を心配しながらも「100%でぶつけてほしい」とファイナリストたちにエールを送った。

Aブロックトップバッターはファイナリスト紅一点のメルヘン須長。人気サスペンスドラマの主人公になりきって、SNSにはびこる事件にツッコむ。続く守谷日和は“取り調べを受ける男性”を落語のシチュエーションに仕立てるという高度なネタを熱演。SAKURAIには、事務所の先輩で、2016年のR-1王者・ハリウッドザコシショウから「優勝しかないっしょ」と激励のVTRが到着。心強い応援を受け、耳に残るオリジナルソングネタを堂々と披露した。マヂカルラブリー野田クリスタルは自らプログラミングして作ったゲームを使ったネタで勝負。シンプルながらも手に汗握る展開で審査員たちを惹きつける。結果、「お茶の間dボタン投票」と「R-1 Twitter投票」で1位を獲得したのは野田クリスタル。さらに野田クリスタルは審査員投票でもダントツの票を集めファイナルステージに駒を進めた。


Bブロックは5回目の決勝となるルシファー吉岡からスタート。定評のある演技力で“恥じらうおじさん”をユーモラスに表現してみせる。初ファイナルのななまがり森下は“ヤバさ”を武器にネタ「乳首を隠せない男」を披露すると、そのあまりの大胆さに陣内智則から「無観客でよかったわ(笑)」とツッコミが。パーパーほしのディスコのネタはコンビ・パーパーのネタ同様“彼女に振り回される悲惨な男”。昨年末の「M-1グランプリ2019」に続き初の決勝進出を果たしたすゑひろがりず南條は狂言師風のいでたち通り、現代の言葉を昔の言葉遣いに変換し審査員たちを笑わせる。投票結果はなんとすゑひろがりず南條、ななまがり森下、パーパーほしのディスコの3名が同点。大会ルールによってお茶の間投票のポイントが一番高いすゑひろがりず南條がファイナルへ。

 

そしてここで敗者復活ステージの勝者を発表。決勝進出を勝ち取ったのは大谷健太。大谷は昨年、復活ステージで敗退しており、結果が発表された時には喜びを爆発させた。Cブロックトップは、2011年から5年連続決勝進出後、今回5年ぶりの返り咲きとなったヒューマン中村。ファンタジーと現実を見事に織り交ぜたネタに蛍原ら司会陣も終始大笑い。5年連続決勝進出のおいでやす小田は、これまで惜しくも優勝を逃した雪辱を果たすべくテンションマックスの“怒り”ネタ。元消防隊員のワタリ119は「3分で119枚のフリップネタをする」と無謀な宣言。視聴者に向かって「もし時間内にネタが終わらなかったら僕に投票しないでください!」とまで言い切ると、「レスキュー!」の決めゼリフとともにネタをやり切った。大谷健太はおもしろくかつ難易度が高いオリジナル早口言葉を次々と披露。結果は視聴者投票でトップとなったワタリ119を大谷健太が僅差で破り、初の決勝にしてファイナル進出を勝ち取った。

 

ファイナルステージ、Aブロック勝者・マヂカルラブリー野田クリスタルは今回もオリジナルゲームで勝負。セクシーなゲームに夢中になる青年に審査員たちも笑いを堪えきれない様子。すゑひろがりず南條はベストテン形式でヒット曲を絶妙な狂言言葉に替えて歌ってみせる。大谷は「2コマまんが」と題したフリップネタで予想を裏切るオチを連発。そして結果は、視聴者投票でダントツの6ポイント、審査員からも10ポイントを獲得した野田クリスタルが2人を引き離し、見事な優勝を決めた。「やったやったやったーー!!」とこぶしを突き上げた野田クリスタルは、さらに「うぉー!!」と雄叫び。野田クリスタルには、優勝賞金500万円、冠番組の権利、サントリーから「-196℃ストロングゼロ」1年分が贈呈された。

優勝会見では、トロフィーを手に余裕の笑みで登場。冒頭から「『M-1グランプリ』『キングオブコント』ともに決勝に出られたんですが、クソみたいな結果に終わってしまったので、優勝できてよかったです! 解放されました!報われたなと思いました。がんばってきて本当によかったです!」と喜びを爆発させた。無観客だったことについては「僕は無観客のほうがやりやすいのかなって思いました。お客さんを意識しなくていいので、審査員の方々を笑わせるつもりで1週間がんばってきました」と語りつつ、勝因については「ゲームのネタだったのでリアルにネットの方の指示を得たかな」と分析。そして、ゲームを作るきっかけになった先輩芸人として、デッカチャンの名前を挙げ「御礼を言いたいです。勝ったチャンだよ」と感謝。なお同ゲームは自由にダウンロードができるため、この優勝を機に「全YouTuberに自分が作ったゲームをやってほしい」と呼びかけた。

 

「M-1グランプリ2017」では審査員の上沼恵美子に怒られたことが話題になったこともあるだけに、番組の最後では「えみちゃんありがとー!」と叫んだ野田クリスタル。カンテレの番組『快傑えみちゃんねる』への出演が気になるところだが、記者からその可能性を聞かれると、「優勝賞金の500万円使って何かを献上しようと思います」とコメント。改めて優勝賞金500万円についての質問が出ると、「雑に使おうかな。旅行とか課金とか」とまだ決めかねているよう。副賞の冠番組は「ゲームを盛り上げたいと思ってますので、ゲーム番組をやりたい」と語り、もう1つの副賞「-196℃ストロングゼロ」については、「久しく相方と飲んでいないので、飲ませようかなと思います」と照れ笑い。最後はもう一度「やったやったやったー!!」と声を上げながらダブルピースで会見を締めくくった。“自作のゲーム”という現代ならではの武器を引っ提げ今後どこまで活躍を見せるのか。今後のマヂカルラブリー野田クリスタルの活躍をお見逃しなく。

【番組概要】

◇タイトル 『R-1ぐらんぷり2020』

◇放送日時 3月8日(日)午後7時〜9時(※一部地域を除く)

       カンテレ・フジテレビ系全国ネット

◇出演

MC:蛍原徹、三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)

審査員:桂文枝、関根勤、久本雅美、陣内智則、友近、勝俣州和

MCアシスタント・『R-1ぐらんぷり2019』王者:霜降り明星 粗品

決勝進出者:

【Aブロック】メルヘン須長、守谷日和、SAKURAI、マヂカルラブリー野田クリスタル

【Bブロック】ルシファー吉岡、ななまがり森下、パーパーほしのディスコ、すゑひろがりず南條

【Cブロック】ヒューマン中村、おいでやす小田、ワタリ119、大谷健太(復活ステージ1位)