すれ違っていた宗介(中島健人)と愛(小芝風花)の思いが通じたシーンからスタートした『彼女はキレイだった』の第8話。

回を重ねるごとに変化するオープニング映像では、宗介が愛に手を差し出すも、愛は困惑するそぶりを見せ、SNSでは「きゃー!手差し出した!」「愛ちゃんが困っている顔と、宗介のキョトンという表情がかわいすぎる」との声が上がっていた。

ところで、これまでも「宗介って、ハイスペだけど、恋愛慣れしてないのでは?」と思っていたが、いざ愛と結ばれた宗介を見て、その考えが確信へと変わったのは私だけだろうか?

「愛、おはよう!」と鏡に向かって練習したり、愛を前にキスシーンを思い浮かべて照れてみたり、さらには仕事前に家に突撃したり…。「ちょっと!」とこちらがツッコみたくなるほど…。なんというか浮かれすぎですよ、副編集長!(笑)

特に愛から思いを告げられるシーンでの宗介は、初々しくてたまらなかった。さっきまで「改めて言わせて」とクールに決めていたのに、愛から「宗介が好き!」と言われた瞬間に、目をまん丸とさせて笑みが溢れていき、一気に副編集長モードから打って変わって放たれる姿は視聴者からも「今の副編集長かわいすぎない?」「キョトン顔たまらん!」との声が上がっていた。

一方、仕事の面では、八方ふさがりとなってしまった宗介。よかれと判断したことを独断と批判され、「みんなの気持ちを想像できていなかった。きっとその方が楽だったから…」と言わされたことは、もし自分だったらと考えると、かなりキツい。普段お仕事をしている視聴者の中には、宗介の姿と自分を重ね合わせて「自分だったら…」と考えてしまった人もいるだろうと推測する。

今回の“かのきれ”、最大の見せ場は愛と梨沙(佐久間由衣)による真っ向からケンカするシーンだ。宗介と愛が近づく一方、少しずつ距離ができてしまった2人。

「ちょっと待って。ちゃんと話したい」と愛が梨沙にいうシーンは、声色が一気に変わり真剣な様子の愛と、そんな状況をできるだけライトにするかのごとく「今更話すことなんてある?」とつくり笑顔で話す梨沙、どちらの気持ちもわかってしまうからこそつらかった。

目に涙をためて「もうほっといて」といったシーンは、そんな梨沙の心情を物語っている1シーンだった。愛といると、一枚上手のしっかりとしたお姉さんに見える梨沙だが、結局はそう見せるように努力しているだけなのだ、そう感じた。

そんな梨沙と仲直りをしたい愛は、後日、梨沙の仕事終わりを待ち伏せる。その流れで愛が言ったセリフ「たった1つのことだけで、全部だめになっちゃうの?今まで、もっといろんなことあったでしょ?たくさん楽しいこととか、うれしいこととかあったでしょ?そういうの全部、1つのことで忘れちゃわないで」が印象的だった。

どんなに仲良くしていても、どんなに好きな相手やモノでも、嫌なところが1つ見えただけで「ダメだ」と切り捨てた経験って、誰にでもあるのではないだろうか。でも、そういうことって、決まって後から「あれだけのことだったのに…」「なんで許せなかったのだろう…」と後悔してしまう。愛の言葉は、自分にとって身近な存在の人、当たり前のように親しい人と仲たがいをしないために大切にしたいと考えさせられた。

第8話全体を通して改めて思ったのだが、“かのきれ”は、単なる恋愛ドラマではない。

宗介と愛、樋口(赤楚衛二)、梨沙の恋愛模様に心をときめかせる一方で、仕事や友情、私たちが日々悩む、ありとあらゆることをひもとくヒントを教えてくれる気がする。

宗介と樋口が2度目のハグをし、ピリついた空気がわきあいあいとしたムードに戻ったMOST編集部は、これからどうなっていくのか。ラスト2話が楽しみだ。

 

文:於ありさ

 

ドラマ『彼女はキレイだった』はカンテレ・フジテレビ系にて毎週火曜よる9時より放送中

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