今では少なくなった傘の修理を引き受けている熊本市中央区の洋傘店「橋元屋」(橋本幸二代表)は梅雨を迎え、長年愛用する傘を持ち込む人でにぎわっている。

 骨が折れたり、曲がったりした傘が年間500本持ち込まれるが、梅雨時期と台風が多い秋がピーク。中には社会人の記念に同店で買った折り畳み傘を40年以上愛用している常連もいるという。

 橋本代表と母鈴子さん(77)が店内にある畳敷きの作業場で手作業で修理。使い捨てられることが多いビニール傘の普及で、受注はこの数十年で半数に減ったが、代金は500〜1000円と変えていない。「傘は大切に使えば一生物。お気に入りの傘で出掛ければ気分も晴れる」と橋本代表。(上杉勇太)