高知新聞社(高知市)が派遣した中学生記者4人が2日、熊本地震の被災地に入って取材を始めた。4日まで県内で取材した後、高知新聞に訪問体験記を執筆するほか、それぞれの学校や地域で活動を報告する。

 南海トラフ巨大地震に備えるため、同社が2016年から始めた取り組み。同年は東日本大震災の被災地に生徒を派遣した。

 初日、生徒たちは南阿蘇村などを訪問。同村在住の写真家長野良市さん(60)の案内で阿蘇大橋の崩落現場を見たり、被害が大きかった黒川地区の佐野徳正さん(74)から地震直後の混乱した状況を聞いたりし、真剣な表情でメモを取った。

 4人は益城町の木山中の生徒と交流するほか、熊日記者の話も聞く。明徳義塾中3年の水野みやびさんは「地震の際は住民同士の信頼関係がいかに大事か分かった。高知の人たちにも伝えたい」と話していた。(岩崎健示)