災害で死んだペットの絵を無償で描き、飼い主に贈る活動を続けるイラストレーターらの「災害で消えた小さな命展」が5日、熊本市南区の城南図書館で始まった。25日まで。

 同展代表の絵本作家うさ(本名・田中麻紀)さん(49)=千葉県=が「家族同様のペットを亡くした人たちの役に立ちたい」と、東日本大震災を機に活動を始めた。熊本地震の被災者支援にも取り組み、ペット同伴避難所の必要性も訴えている。

 熊本地震で亡くなったペットの絵10点を含む、うささんと仲間たちの36点を展示。描かれた愛くるしい表情が胸に迫る。

 初日はうささんが講演。亡きペットへの思いをつづった飼い主の手紙を紹介し、「動物もひとつの大切な命と、みんなが感じてくれる世の中になってほしい」と強調した。

 自身も犬や猫を飼っているという近くの後藤可奈さん(43)は「同伴避難所が増えて、亡くなる命が少しでも減ってほしい」と涙を浮かべていた。(西國祥太)