ソマリア沖アデン湾で海賊対策に取り組む自衛隊が拠点を置くアフリカ東部ジブチに派遣されていた陸上自衛隊第8師団(司令部・熊本市)の隊員が6日帰国し、同市北区の北熊本駐屯地で出迎えを受けた。

 自衛隊は海賊から民間の船舶を守るため、海賊対処法に基づき護衛艦2隻と哨戒機2機を派遣。ジブチ国際空港に近い活動拠点の警備のため、第8師団の約80人が今年1月から派遣されていた。

 北熊本駐屯地からの派遣は18人。白っぽい迷彩服にベレー帽を着用した隊員を同僚や家族ら約100人が出迎えた。帰国報告を受けた堀江祐一北熊本駐屯地司令は「しっかり任務を果たしてくれたことに感謝する」と慰労した。

 現地の活動を国内に伝える広報を担った第8高射特科大隊の柿原尚大[たかひろ]1尉(30)は「初めての海外派遣だったが役に立てたという手応えを感じている。特に緊迫した状況もなかった」と振り返った。(福井一基)