熊本大法学部と九州大法科大学院は7日、人材教育の連携協定に調印した。九大が教員を派遣し、法曹界を志望する熊大の学生を支援。卒業後は、九大法科大学院が受け皿となることを目指す。

 熊大にも司法試験の受験資格を得られる法科大学院はあるが、2016年度で学生募集を停止。現在13人の学生が所属しており、全学生が修了する18年度末で廃止の見込みとなっている。

 協定により、九大は本年度中にも刑事訴訟法や民事訴訟法の講義を受け持つ教員を派遣。熊大で卒業生向けの説明会などを開き、九大法科大学院への進学を促す。

 熊本市中央区の熊大で調印式があり、九大の堀野出[いずる]・法科大学院長と熊大の深町公信・法学部長が協定書を交わした。

 堀野大学院長が「九州で活躍する人材を養成し、社会に還元するのが法科大学院の使命」とあいさつ。深町学部長は「連携は大きな力になる。質の高い学生を送り出したい」と述べた。

 九大法科大学院の専任教員は約20人で、学生は約100人。同様の協定を北九州市立大、鹿児島大とも結んでいる。(隅川俊彦)