日本人で初めて五輪(マラソン)に出場した故・金栗四三氏が後半生を過ごした熊本県玉名市の小田地区に9日、2019年のNHK大河ドラマ化決定をアピールする横断幕が設置された。

 金栗氏は和水町出身。上京後、1912(明治45)年のストックホルム大会をはじめ五輪に3回出場した。戦後は玉名市上小田の養家で暮らし、マラソンなどスポーツの振興に尽力。一帯には生前に住んだ家や墓、記念碑が残っている。

 横断幕(縦0・9メートル、横6メートル)は玉名市が製作した10本のうちの1本。この日は住民ら約30人が集まり、小田小近くの県道沿いに掲示した。

 校区区長会長の船津和利さん(68)は「大河ドラマは金栗先生や玉名を全国にアピールする絶好の機会。地元も来訪者の案内ボランティアなど、できる範囲で盛り上げていきたい」と話した。

 残り9本は市役所本庁舎や各支所、JR新玉名駅などに掲示されている。(蔵原博康)