熊本地震の被災者支援団体「くまもと友救[ゆうきゅう]の会」のボランティア活動に、大阪府立中央聴覚支援学校高等部の生徒5人が参加。屋外活動で汗を流したり、支援団体の意見交換の場に参加したりして被災地の課題を学んだ。

 安全な学校環境づくりを進める同校が1〜4日、災害対応の現状に触れさせようと熊本県へ生徒を派遣。生徒らは2日、益城町の木山上辻仮設団地で草刈り作業を手伝い、町内の小規模仮設団地で活動する支援団体の意見交換会にも参加した。

 友救の会代表の松岡亮太さん(33)が、自治体や地域支え合いセンターなどが住民ニーズを共有し、支援を進める仕組みを紹介。被災者の暮らしぶりは多様で、適切な環境づくりにはボランティアの支援も欠かせないことなどを説明した。

 同校の鈴木香太郎教諭(30)が手話で内容を伝えた。3年の内原良仁[よしのり]さんは「仮設住宅の暮らしや、運営側の苦労も分かった」と感想を述べた。

 屋外作業と意見交換会を組み合わせたことについて、松岡さんは「作業への参加だけでなく、『なぜ必要なのか』という被災地の現状や背景も知ってほしい。理解が深まる工夫を重ね、ボランティアの輪を広げたい」と話した。(小多崇)