熊本市中央区の上通アーケード内にある蜂楽饅頭熊本本店では、5月下旬から10月上旬まで、かき氷を提供している。定番のイチゴや宇治金時をはじめ全12種類のうち、断トツの1番人気が「コバルトアイス」(300円)だ。

 名前の通り、鮮やかな青色。蜂楽饅頭にも使うハチミツと練乳を混ぜ込んだ特製シロップが、目にも涼しい。1953(昭和28)年の蜂楽饅頭創業時からあるそうで、「創業の地、水俣の鮮やかな海の色を表現したことからネーミングされたと聞いています」と店長の岡田博之さん(49)。

 猛暑日が続く今夏も30席ほどの店内は、親子連れやカップルなどで連日にぎわう。九州内16店のうち、水俣店や福岡・西新店など4店で食べることができ、上通の本店では、多い日には300杯以上売れるという。

 40年以上の常連という村田幸子さん(46)=中央区=は「小さいころから母に連れられ通っている。夏になったらこれが食べたくなるんです」。父の成[なり]さん(42)に連れられて訪れた山野彗[すい]さん(8)と弦[げん]君(6)きょうだい=同区=は「甘くておいしい」。日焼けした顔に白い歯がこぼれた。(西國祥太)