書籍を点字に直す「点訳」のボランティアグループ「ななほし会」(熊本市)は40年以上、初心者向けの点訳教室を続けている。視覚障害について知ってほしいと、1976年の発足当初から毎年開いてきた。

 教室は、75年に同市が「身体障害者福祉モデル都市」に指定されたのを機に始めた。これまで約500人が受講。“卒業生”らでつくる同会は、点訳した本を県立盲学校などに寄贈している。

 今は約30人が活動中で、パソコンを使って年間200冊ほどを訳すという。盲学校からのリクエストも受けており、小説や児童書、仕事に関する本まで、扱う本は幅広い。

 元同校教諭で、同会の立ち上げからかかわってきた代表の前田司さん(83)は「近年は音声読み上げのソフトなども発達してきたが、文章をきちんと伝える点字の重要性は変わらない」と話す。

 今年の教室は9月1日から12月15日までの毎週金曜日(祝日は除く)、全15回。午後7〜8時半、中央区神水の神水ルーテル会館で。受講生用パソコンは会が準備し、資料代3千円のみ必要。定員10人。申し込みはメール(ok@nanahosi.nanoyo.com)で。前田さんTEL096(369)0017。(小野由起子)