現代アートと密教仏像展」が17日、熊本市中央区の県立美術館分館で始まった。蓮華院誕生寺(玉名市)が建立中の多宝塔に置く仏像や装飾画を展示。金がふんだんに使われ、荘厳な雰囲気を放っている。22日まで。

 仏像と装飾画は、蓮華院誕生寺が制作を依頼。5月12日の多宝塔落成を前に披露した。

 仏像は「五智如来[ごちにょらい]」で、仏師の今村九十九さん(66)=京都市=が5年かけて制作。大日如来[だいにちにょらい]など金色に輝く5体で構成する。救いに知恵をめぐらす仏のたたずまいをイメージしたという。

 装飾画は6点。いずれも紫綬褒章を受章した美術作家高橋秀さん(87)=岡山県=が、見る人を元気づけようと作った。「地・水・火・風・空」をテーマに、それぞれのモチーフを単純化して大ぶりに表現。絢爛[けんらん]に描いている。(中原功一朗)