口元はその人の顔の印象を左右する、とても大事な部分です。ほうれい線やたるんだ口元は老けて見える原因になりますが、口元のたるみを解消できれば、若い印象を作ることができます。

今回は、若見え笑顔美人になるための口元のたるみを解消する方法をご紹介します。
(文/皮膚科医 金城里美)

口元のたるみ改善は表情筋トレにあり!

「しわ」が皮膚の表面上の年齢的変化だとすると、「たるみ」は皮膚よりも深い部分(筋肉、皮下組織)の年齢的変化だといえます。そのため、たるみは皮膚表面のスキンケアだけでは改善せず、筋肉のケアが必要になります。

顔にはさまざまな表情を作るためにたくさんの筋肉があり、それを「表情筋」といいます。さらに、顔の表情筋は30種類以上あるといわれています。
とくに口元のたるみにかかわる表情筋として、以下をご紹介します。

●口輪筋:口の周りを囲っている筋肉です。口元のさまざまな表情をつくります。
●大頬骨筋、小頬骨筋:顎の関節から口角まで伸びている筋肉です。口角を上げる働きがあります。

これらの筋肉が衰えると、口角が下がり口元のたるみに直接つながります。また、口元がたるんだ状態であれば、必然的に「ほうれい線」もあらわれます。
そのため、口元の筋肉を意識して使い、マッサージをすることが口元のたるみの改善になるのです。

今日から朝晩3分!表情筋マッサージで笑顔美人になろう

それでは、口元の表情筋マッサージ法をご紹介します。

口輪筋、大頬骨筋、小頬骨筋のマッサージは、口元の筋肉の凝りをほぐし、筋肉への血流を改善させる効果があります。
マッサージには両手の人差し指と中指の2本を使います。強く押しすぎず、気持ちの良い程度に、以下の手順でやさしくマッサージしましょう。

①鼻と口の間に両手の2本の指を置いて円を描くようにもみほぐす(10回)
②口の下と顎の間に両手の2本の指を置いて円を描くようにもみほぐす(10回)
③口の両わきにそれぞれ2本の指を置いて円を描くようにもみほぐす(10回)
④頬骨の下(口角を上げたときに張力がかかる部分)をそれぞれの2本の指を置いて円を描くようにもみほぐす(10回)
①~④の流れを3回繰り返す。

また、筋肉はマッサージと共にトレーニングをすることで、より強くなりハリが出ます。
口元の表情筋トレーニングとしては、「あいうえお」を口を大げさに動かしながら発音する方法が効果的です。その際、口角は上げるようにしましょう。
マッサージ法に続いて3回繰り返しましょう。

以上のマッサージとトレーニングを朝晩ですることで、顔筋のマッサージとトレーニングになり、口元のたるみの改善が期待できます。

そして、最も大切なのは普段の生活の中での顔の表情です。笑顔が多いと口角が上がり、口元のたるみが改善します。笑顔が増えると今まで楽しくなかったことも楽しくなってきます。笑顔を増やす生活を心がけましょう。

口元のたるみ解消をサポートする漢方薬

「口元のたるみを何とかしたいけどケアする時間がない」
「イライラすることが多くて口角が下がってしまう」

そんな方には漢方薬もおすすめです。

実は、漢方には美肌作りをサポートする成分を含む薬もあるんです。
また、体の不調を軽減し、心を穏やかに導くことで、口角が下がってしまうようなストレスフルな状況から抜け出すことを、サポートしてくれることも期待できます。

漢方薬は多くの症例により効果が認められていますが、自然の素材がからだにやさしく働くため、一般的には、西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

また、漢方薬は現在生じている不調を抑えるだけではありません。根本的な体質の改善をめざすものですので、慢性的なストレスや疲労など、心とからだ全体の不調を改善できることもポイントです。

さらに、「お肌や健康のために、栄養バランスの整った食生活や、運動習慣を続けたい」と思っていても、実際に続けるのは難しいという場合でも、漢方薬なら自分の症状や体質に合ったものを毎日飲むだけです。そのため、手間なく気軽に継続できるという点もメリットといえるでしょう。

<口元のたるみ解消をサポートする漢方薬>

●補中益気湯:疲れやすくてつい口角がいつも下がった表情をしてしまうような方におすすめです。食欲不振や体力低下、気力がないときにもよく用いられます。

●加味逍遙散:イライラしてしまって口角がいつも下がった表情になってしまう方におすすめです。更年期のホルモンバランスの乱れによるイライラにもよく用いられます。

ただし、漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

「オンライン個別相談」なら、AI(人工知能)を活用した漢方のプロが、お手頃価格で、一人ひとりに効く漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれます。スマホで完結するサービスですので、対面では話しにくいことも気軽に相談できますよ。

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口元のたるみ解消でめざせ若見え笑顔美人!

口元のたるみの解消法として、口元の筋肉のマッサージとトレーニングをご紹介しました。口元のたるみには顔の表情筋が関わっていますので、毎日のマッサージやトレーニングで意識的に表情筋を動かしていきましょう。
また、口元のたるみの解消には日常で笑顔を増やすこともとても効果的です。毎日の生活の中で笑顔の時間を増やして、若見え笑顔美人をめざしましょう。

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<この記事を書いた人>

皮膚科医 金城 里美
医師/薬剤師
東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。
体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。
現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。3児の母。
皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。

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