むくみや冷え、肩こりなどの不調にお悩みの方は多いのではないでしょうか。これらの不調は放置すると慢性化するだけでなく、ほかの不調を招くことも。

老廃物の排出を促すリンパマッサージで不調の原因にアプローチし、からだの機能性と快適な毎日を取り戻しましょう。

今回は、「リンパマッサージ」の効果やおすすめのツボ、やり方のポイントをご紹介します。

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リンパマッサージの効果

リンパとは、全身に張り巡らされたリンパ管を流れる体液の一種で、体内の余分な水分や老廃物、ウイルス、毒素を運搬し、リンパ節を通して排泄を促す役割があります。

そのため、マッサージによってリンパの流れがよくなると、からだの循環や免疫機能の改善につながります。リンパマッサージは、むくみの解消や血行促進など、さまざまな効果が期待できるのです。

血行が促進されると、冷えの改善やこり解消のほか、代謝アップや疲労回復、自律神経のバランス調整にも役立ちます。


ここだけでOK!リンパのマッサージのツボ3つ

リンパの流れを促すセルフマッサージのツボを3つご紹介します。からだに無数あるとされるツボを刺激することで血行を促進し、リンパの滞りを解消しましょう。


1.顔周りをすっきりさせる「欠盆(けつぼん)」のツボ

左右の鎖骨の上で、くぼみの中央に位置するツボです。肩こりや頭痛、眼精疲労などの不調に効果があるほか、顔のむくみ解消や顔色アップ、くすみの改善などの美容効果も期待できます。

刺激する側の首筋を伸ばしながら、鎖骨のくぼみに沿って円を描くように刺激しましょう。

2.女性特有の不調改善にもおすすめ「天枢(てんすう)」のツボ

おへそから指2〜3本分外側の左右に位置するツボです。血行促進やむくみ解消のほか、胃腸の機能性アップ、便秘解消、月経不順や月経痛などの婦人科系の不調改善にも効果が期待できます。

仰向けに寝転んで、左右の人差し指、中指、薬指の3本をあてて刺激しましょう。

3.脚のむくみ解消におすすめ「委中(いちゅう)」のツボ

ひざ裏のちょうど中央に位置するツボです。冷えや脚のむくみ解消のほか、ひざや腰の痛み、こむら返りにも効果があるとされています。

ひざを軽く曲げて両手を添えると押しやすいでしょう。

リンパマッサージのポイント

簡単にできるリンパマッサージですが、どのような点に気をつければいいのでしょうか。リンパマッサージをするときのポイントを3つご紹介します。

「気持ちいい」と感じる程度の強さで

リンパは皮膚のすぐ下を流れているため、強い力で刺激する必要はありません。逆にリンパ管が圧迫されて流れが悪くなるともいわれます。軽くさすったりなでたりするだけでもリンパは促進されます。

余分な力を抜いてリラックスし、「気持ちいい」と感じる程度の強さでマッサージしましょう。


呼吸に合わせてゆっくり指圧する

リンパマッサージは呼吸に合わせて行いましょう。深い呼吸は血流の改善や自律神経のバランス調整にも役立ちます。

ツボを刺激するリンパマッサージでは、息を吐きながら、ゆっくり3〜5秒かけて指圧し、息を吸いながら、同じ時間をかけて戻しましょう。

食後2時間以内や飲酒後は避ける

リンパマッサージの注意点として、食後2時間以内や飲酒後は避けましょう。リンパマッサージは血行をよくするので、胃腸に集まるはずの血液が全身に巡ってしまい、消化不良を引き起こす可能性があります。

また、お酒を飲んだ後にリンパマッサージをすると、血行がよくなることでアルコールが回りやすくなる恐れがあります。

むくみや冷え、肩こりがひどいときは漢方もおすすめ

リンパの滞りによる不調の改善には、漢方薬による内側からのアプローチもおすすめです。漢方薬のなかには「むくみ」「冷え」「肩こり」などの症状に効果が認められているものもあります。

むくみには、水分の巡りをよくし、余分な水分と老廃物を排出する漢方薬。冷えには、代謝を上げる漢方薬。肩こりには、血行をよくして肩の筋肉をゆるめるなどの作用がある漢方薬を選びます。

<むくみ、冷え、肩こりにお悩みの方におすすめの漢方薬>

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):むくみやすく、汗をかきやすい方。
気を補って胃腸の働きを高めるとともに、余分な水(すい)の排出を促すことで水太りやむくみを解消します。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):冷え性で、体力がなく、筋肉が少ない方。
血(けつ)を補い、血や水の巡りをよくしてからだを温めて、からだのさまざまな組織を活性化します。貧血がある方や疲れやすい方にもおすすめです。

・大柴胡湯(だいさいことう):便秘気味の方、肩こりでお悩みの方。
からだの熱や炎症をとり、痛みをやわらげる作用があります。高血圧に伴う肩こりのほかにも、肥満症、便秘などの諸症状に用いられています。

ただし、漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。

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リンパの流れをよくして不調を改善しよう!

むくみ、冷え、肩こりなどの不調の改善に役立つリンパマッサージをご紹介しました。これらの不調の改善には、リンパの滞りを解消し、老廃物の排出を促すことが大事です。

ご紹介した、ツボを押すだけの簡単セルフケアでからだの機能性を高め、不調を改善して健康なからだを取り戻しましょう。

<参考文献>
原田優子(監修)『リンパを整えてキレイになる やさしいストレッチ』(成美堂出版)
渡辺圭子(著)『1分間リンパダイエット』(だいわ文庫)

<この記事を書いた人>

ヨガインストラクター・ライター 古城美季(こじょうみき)
2015年にRYT200(全米ヨガアライアンス認定)を修了し、3000時間以上の指導歴と、インストラクターのトレーナーとしての経験を持つ。ひとりひとりの心と身体に合わせたパーソナルなレッスンが得意。現在は、自分に適した漢方薬を、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」などで兼業ライターとしても活躍。ヨガと言葉を通して「心身の健康」や「心豊かな暮らし」のサポートができるよう心掛けている。
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